文化珈琲店
2023/12/30 昨日
午前中にスタバに行って日記を書いたあと、昼に友人と集まって家でボードゲームをする。AZULで遊んでからまだ日があるうちに散歩に出かける。緑道から池尻方面にすすんでから代沢に戻り北澤天満宮に寄る。その後池ノ上に行って昔住んでいたアパートの前を通って下北沢駅前に戻る。昔住んでいた場所に三人で行くと、三人それぞれで昔のことを思い出し、自然その時の話になる。東京に来たての頃から三年目ぐらいまでは振り返ってみたときに青春の感がある。
下北沢で晩飯として買って帰ろうと思っていたピザ屋ではピザが売り切れていて、あえなく晩ごはん難民になる。仕方なく途中のセブンで冷凍食品を買って帰る。M-1グランプリの敗者復活や準々決勝を見ながら食事をして、そのあとポケモン図鑑かるたで遊ぶ。ポケモン図鑑かるたは僅差で優勝した。
ちょっとした会話で、友人が人間関係などの悩み・問題を抱えているという話をする。自分んには与えられた情報から合理的に考えようとして本人にとって言いにくい箇所や込み入った部分の事情を考えないで問題の根本原因をつかもうとしてしまう傾向がある。そもそもアドバイスや解決方法の提示を求められているわけではないというのはわかるから話を受けての感想を言うしかない。
終電ギリギリになって慌てて帰る友人に年末年始をやり過ごすためのLシステインを友情プライスで分けてあげる。もうすこし時間に余裕のあるほうの友人は駅まで送る。M-1グランプリのなかでもっとも代えが効かない存在として、司会の今田耕司のすごさを語りたかったが、今大会での今田のよくなかった部分について言及しようとした友人の意見と食い違った。優勝決定のプロセスとしての採点に影響するようなことを司会者は言うべきではないというのが向こうの主旨だったが、まず司会者の一言で審査員の採点が動くことはないというのが反論としてある。それからM-1グランプリというのはいちコンクールである前にテレビ番組だというのも考えられるべきポイントで、番組全体の成功のためにはネタ部分以外に会場の盛り上がりや審査員のコメント、ネタ終わりや敗退決定時の出場者のコメントが大事になってくる。番組を最大限盛り上げられるかどうかというのはもっとも重要なところで、その部分は司会者の立ち振舞に大きく左右される。採点の厳正さを何よりも重要視し、ネタや審査に影響しないようなやり取りをのぞむのであればアナウンサーに司会をさせればいいが、それをすると優勝者をふくめた出場者全員が損をする結果になるという判断を番組サイドはしていて、その判断は正しいと思える。たとえ中立を欠くような行き過ぎたコメントがひとつふたつあったとしても、全体としてみたときの最適解は今田のバランス感覚になるはずだ。たぶん友人の方でも今田の代えの効かなさについては理解できていると思うが、生放送ということもあって当然完璧というわけにはいかないし、たんに目についた失点について話そうとしただけなのだろう。ただ何についてもそうだが、すごいところについてはそれに慣れてしまって当然のものと考えて、目についた瑕疵を考えなしに指摘するのはあまり良い評価とはいえない。というより普通にわるい評価で、そういうのはSNS的コメントの代表格だと思う。そういうのってみっともないよなということを言いたい。(何かを批判するのが駄目という話ではない。)
ただ今田の代えは効かないと言ったのだが、駅からの帰り道に誰かいないか考えているとひとり適任が見つかった。フットボールアワーの後藤だ。もうすこし時間が経てばちょうどいいM1司会者になると思う。ちょっとだけ夜更かししてキンドルで安く売っていた鉄鍋のジャンを読んでからねむる。
2023/12/31 今日
九時半に起きる。コロナの簡易検査で陰性を確認。かるく雨が降っている影響なのか、かなり温かい大晦日だった。ヒートテックのウルトラウォームを上下に着込んできたのもあって暑いぐらい。十二時前の新幹線で京都に移動する。アマゾンプライムでスーパーマリオブラザーズの映画を見るが、面白くないので一時間ぐらいでやめてしまう。場面場面は興味引かれるのに一連の流れとして見ているうちに冗長に感じられストーリーを追いかけたいという気持ちにならなくなっていった。仕方がないので鉄鍋のジャンの続きを読む。お手本通りの展開や見せ方で料理バトル漫画の参考書のような趣がある。絵に描いたようなダークヒーローの主人公だが、途中の話であっさり敗けさせたうえ、悔し涙までこぼさせるのは印象的だった。あとはスープ対決回でのマジックマッシュルームの配合の話がぶっとんでいて面白い。あそこで一線越えているような気がするけれど、作者はあれで魚住よろしく線を引いたんだと思う。(編集は笛を吹け)
京都についたのが十四時すぎ。近鉄特急で奈良まで帰る。十五時すぎに到着。啓林堂書店が「書院」というTSUTAYAのラウンジのような業態を始めていて面白いと思った。スペースが狭いのと料金が高いのとで奈良に住んでいたとしても使わないだろうけど。シアトルズベストコーヒーで日記を書いて日が落ちるタイミングで家に変える。紅白歌合戦の司会が有吉なので今年は紅白歌合戦がたのしみだ。
昔よく行った場所に行くと、無理に思い出そうとしないでも自然と記憶の扉が開く。そのときの尻尾をしっかりつかんでいたいと思っても、またすぐ遠くへ離れていってしまう。新幹線や特急での超高速移動をしているせいなのかもしれない。それでもA列の車窓から見た景色はそれなりに印象を残すものもあった。具体的には新横浜駅のホームと近江富士。あのときの自分とはもう全然別物のようになってしまった。でもこうやって書いておけばさらに先になって読み返したときにすこしは像を結ぶものだろうか。
今年一回目の日記は「日記57」でこれが「日記273」なので、今年はよく日記を書いた一年だった。そのほかには大相撲を見始める、二作目の小説(中・長編)を書き始める、新しい職場で働き始める、Bと一緒に暮らし始める、uekaramesen_streetでインスタグラム(アカウント)を始めるということがあった。