20240523

日記380

ことばは沈黙に 光は闇に 生は死の中にこそあるものなれ

2024/05/22 昨日
図書館に二十二時までいたあと、霞が関から電車に乗って帰宅。ダンジョン飯を見る。すぐねむるつもりがいろいろ考えるべきことを放り込まれて入眠が遅れる。俺には責任感もあるし考える力もある。ただ考えるにしてもタイミングというものがある。寝込みを襲われ一刀両断にされたところでそれはこちらの責めを負うべき出来事にはならない。「普通」というものに抵抗しながらここまで流れ着いたという自覚がある。自負することではないから自覚というしかないのだけど、今いるこの場所に満足感があるから「普通」というものに回収されないようにする過去の自分のひとつひとつの選択やその積み重ねによって培われてきた姿勢を自分自身で蔑ろにしたりむやみに軽んじるようなことはやりたくない。それにしても、咄嗟の受け答えのなかにいい加減な回答があったことは認めざるを得ない。ただし、こちらの認識としては寝込みを襲われたというもので、自分の実力・実意を反映したものではないということははっきり強調しておくようにしたい。

2024/05/23 今日
目覚ましが鳴ってからスクワットができるギリギリの時間までベッドから離れられない。ねむたすぎる。それでもしっかりスクワットをやって出勤したからえらい。職場ではタスク消化と不明点の質問コミュニケーション、チーム打ち合わせ、新しい登場人物とのチャットがあった。隙間時間にWEB ACROSSの消費生活を読む。昼休みには前日行った居酒屋ランチが気に入ったのでお代わりをしにいったのだが、バイト君の対応含め昨日とは明確に段が下がっていて微妙だった。昨日ふたりで喋りながら歩いていると感じなかったがひとりで歩くと結構遠くまで来なければならないこともわかった。虎ノ門ヒルズステーションビルB1Fの居酒屋「KAN」、残念だけどもう行かない。
定時で退勤して吉野家で唐揚げ定食を食べる。大相撲を見る。琴櫻つよし。三敗・四敗が入り乱れる荒れた場所になっている。明生は本当に痺れるような息もできない取組で見事大栄翔を破り勝ち越し。四敗なので「まさか」はまだあり得る。頑張ってほしい。
図書館の近くで友人と一時間半ほど電話する。近況を聞く回だったけど結構驚かされた。とにかく元気が一番だと思うし、無理をしない範囲で頑張るということを頑張ってほしい。要するに頑張らない構えをできることが重要ということだ。わかりやすく頑張るのは力士に任せて、人にはわかりにくいかたちで頑張るようにしよう。
昨日借りた大江健三郎『定義集』と古田徹也『いつもの言葉を哲学する』を読む。「いつも」の厳密でなさをそのまま受け止めて哲学しようとする厳密さがあり好感が持てる。自分のいつもの感じ方というのは好感というものなしにはありえないのでそれでいいといえばいいのだが、もしこの本を好感なしで読んだらあまり感心しないのではないかという気がする。その意味で、読む側への有無を言わせぬような力強さはうすい。まあ、それが好いということなのだけど。

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