ザ・シーズン・オブ・ブラピ
2024/05/21 昨日
スタバを出てまっすぐ家に帰る。酒を飲まないですぐにねむる予定だったのにガクテンソクの漫才やら何やら動画を見ているうちに夜ふかしになってしまう。見たくなったから見たサニーボーイの一話を見たのも良くなかった(サニーボーイの一話は当たり前だけどすごく良かった)。
2024/05/22 今日
朝すこしだけ早めに起きて三分間スクワットをする。いつもの時間の電車で出勤。朝の時間には仕事と仕事のコミュニケーション。昼時間にはたまたまエレベータで遭遇した同僚の人とランチに繰り出す。仕事の話をしたり、すこし遅いがGWの過ごし方の話をしたりする。居酒屋ランチの定食を食べる。虎ノ門ヒルズという強力な立地もあってか、生姜焼き定食の肉量が多くて美味しかった。しかも一〇〇〇円ポッキリ。当たりを引いた。話の流れが良い方に進んで仕事後一緒にポーカーに行けるかもしれない。目黒のアミューズメントカジノ。めっちゃ楽しみだし行けたら嬉しいのだが、ポーカーフェイスを崩さず「いいですね、いきましょうよ」という男前ぶった返事をしながらエスカレータに乗ってオフィスに戻った。
昼休憩時間に一〇分間だけ昼寝に成功。昼寝のおかげで元気を取り戻したがやる気は戻らなかったのでWEB ACROSSの消費生活の記事を読む。つい男の人の記事を読んでしまうがどれも興味深かった。なかでもドイツ留学に行っている大学生の記事がめちゃくちゃ良くて、自分の過去ではないのについ涙ぐみそうになってしまうぐらい懐かしい気持ちになった。世間(のようなもの)が言っている意見のことを無視はできないけど、それに流されていたくない、だけど……、というように「だけど」を振り回している感じにどこか見覚えがある日記だった。
日記とはべつに、何にお金を使ったのかという「消費」が事務的に添えられているのも良い。「消費」を見ると生活が立体的に見えるような気がする。日記と組み合わせることでかなり効果を上げるのではないかと感じたので、この日記にも試験的に消費生活を導入してみることにした。ページ作りの参考にしようと消費生活を見てみると、ちょうど五月から連載をスタートしたフード関係の仕事をしている女性の日記が素敵で、当初の目的を忘れて夢中になって読んでしまった。
定時で退勤後、大相撲を見ながら吉野家へ。唐揚げ定食を食べながら明生ー琴櫻戦を見守る。ここで勝ったらあるぞと思って期待したけど琴櫻は盤石で崩せるようには見えなかった。大の里をぶち破る豊昇龍の豪快な投げと、大の里の華麗な受け身を見て図書館に行く。『古事記ワールド案内図』読了。読みやすく、読み物として面白かった。
隣にいる誰かが何かを感じたり考えたりして生きているということは、すこし考えてみれば当たり前にわかることなのだが、日々をスムーズに送っていくうちにその意識が薄れていってしまう。おそらく、大勢の人を情報として扱おうとするとき、そのために適切な距離感を運動神経を働かせるようにしてほとんど考えずに処理しているのだと思う。そうすることで享けられる楽しみがあるのを知っているから、そういった非人情の見方を禁じようとは思わない。ただ、それが習慣化されていくうちに、WEB ACROSSの「定点観測」のインタビューや「消費生活」の日記を読んではじめて道行く他人にも人としての側面があるということに気がついて驚くような迂闊さが醸成されていくのだろう。こういう読み物で手もなく感動するというのは、ぽかんと大口を開けたまま歩いているようなもので、本来それなりに恥ずかしいことなのかもしれない。今はものの見方・日の送り方・やり方を変える気がないので、ことさらにそれを恥ずかしがることはしないでおく。