20240430

日記362

ふたりのディスタンス

2024/04/29 昨日
十三時半過ぎにスタバを出て、下北周辺で昼飯を探す。丸亀製麺に行こうとしたら店外まで列ができていたので振り捨てて第二候補のドドドに向かうもこちらも店外まで行列。しぶしぶ丸亀製麺に戻るとさっきよりも若干列が伸びていた。屈辱感に耐えながら仕方なしに並んで冷たいかけうどんを食べる。いざ食べると安定しておいしいのが悔しいところ。
映画の時間まで余裕があったので一旦帰宅してだらだらしつつ『ダンジョン飯』を読む。十八時の回を見るためにふたたび出かける。渋谷まで。展示スペースに銀獅子賞のトロフィーが飾られていた。肝心の映画は鑑賞直後に「めっちゃ面白かった!」と言えるものではなかった。それでも見終わってからも考えることがたくさんあってめっちゃ興味深いということはいえる。
餃子を食べるためにセンター街の薄皮の店に行くも行列だったので諦めて下北沢に戻る。俺流餃子楼。まあまあおいしくてリーズナブルだが満席に近い状況だったこともありキッチンが大変そうでオーダーが通るのも遅かった。食べ終わった皿を下げるところだけは本当に素早いのでギャップが目立つ。なんだったらホールの人は暇そうだった。混んでいるときにはもう行かない。帰ってからわりと早めにねむる。

2024/04/30 今日
出勤日。朝、電車に間に合うためにちょっと走ったのに電車が遅延しているときのやるせなさを味わう。ぎりぎり雨は降っていなかったのでそれはよかった。出社すると社内はがらがら。決めていた読み物をすすめる。あとは小学校の時の友人から飲みにこれるかと急な誘いを受けたので行けたら行く(行く)と返事をする。昼ご飯は気になっていたぼっかけパスタの店に入って青じそトマトの大盛りを食べる。焼き立てのパスタと冷トマトのみじん切りとしそがいい具合にからまって美味しかった。横のタリーズに入り、昼休憩時間を使って日記を書く。オフィスにいる暇な時間に『悪は存在しない』について考えている。納得できないことをどうにかして自分自身に納得させようとするなかでいろいろなことを考えることになる。「これは、君の話になる――」というのはそういうことなんだろう。と、わかっていても心がざわざわする。
退勤後にふたたびタリーズにきてドリップコーヒーをもらう。トッピング別添えでアイスクリームをオーダーしたらワッフルコーンがついてきた。アイスをしゃくるところを見ていたらアイスは固いのでしゃくりとるのに力がいるのだが、完成しかけに勢い余ってアイスが下に落ちた。思わず天を仰ぐ店員の姿にかつての自分が重なって笑ってしまった。本日のコーヒーはたぶんエスプレッソロースト。抽出したてでおいしかった。バニラアイスにも合う。
悪は存在しないの感想を書くまえに、感想未然の感想を残しておきたい。まず山がきれいだと思った。ただし自然がきれいというのではなく、それもあるが、人が住む集落としての山がきれいだと思った。夜の山小屋から車二台が出ていくシーンのヘッドライト。ギザギザした光の輪がきれいだった。あとはポスターにもなっている羽根を拾うシーンにグッときた。すすきの背が高いあの映像には既視感がある。それから金髪の青年が行方不明になった女の子の名前を大声で呼びながら走るシーンがよかった。あの必死さ、となりで流れている水のきれいさとのコントラストにやられた。
巧はバランスを重視しているから、おそらくあの行動に釣り合う何かが見えているんだろう。しかしこちら側にはそれが見えないまま結果だけを突きつけられる感じになる。不満が残った。不条理にも近いが人のやったことだからそれともちがう。どちらかといえば不本意という感じだ。
公式サイトで予告編を見たら胸が苦しくなった。最初の一〇秒、完全なかたちの対話詩だ。

マツ!
 あれはカラマツ
赤いのがマツで
黒いのはカラマツ


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