向かい立つ
2024/03/24 昨日
朝ご飯を食べて、午前中は読書をする。昼過ぎから恵比寿に出かける。恵比寿でシカゴピザを食べる。アルフレックスでマレンコというソファに座る。もちろん座り心地は良いと思うが魅了されるということはなかった。帰り道の山手線で尊富士の取り組みを見る。怪我をしながら豪の山を破っての自力優勝。押し出しで勝ちを決めたときには思わず声が出てしまった。
スクランブルスクエアでちょうどいいセットアップが売っていないかを見る。エディフィスとユナイテッドアローズを回るも、良いものを見つけられなかった。ただ何の気無しに通りすがったTHE SHOPでぴったりの黒リュックを見つけ即購入。ずっと探していたが見つかるときには見つかるもので、見つかるときにはすぐ買おうと決心できるものだ。
下北に戻ったときには小雨が降り始めていた。ダイエーで豆乳鍋の具材を買い集めてからすこし雨宿りして帰ろうとするも、雨雲レーダーを見るとむしろ雨脚は強まる予想だったので濡れながら帰ることにする。風邪を引かないように濡れた髪の毛を拭いてから、ビールを飲みながら豆乳鍋。映画『ミーン・ガールズ』を見る。ザ・学園ものだが、登場人物の背景やそれらの描き方などが時代に応じてアップデートされており、その取ってつけ感もコメディの雰囲気に回収させているように見えた。いずれにせよ「ハッピーでできるだけ文句の少ないコメディ」で、調味料はふんだんに使われているから退屈もせず、酒を飲んでいても喋りながらでも面白く見られて、映画としては好きな部類ではないものの評価せざるを得ない良作だった。好きになれる登場人物がひとりもいなかった。
2024/03/25 今日
いまの職場で最後の在宅バイト。だらだら働いて、しかも本を読もうともできないので、ただ単に時間の無駄という気がする。通勤時間がそれなりに抑えられる場所に住んでいるわけで、東京の都心に出かけるのは苦ではないどころか望むところでもあるので、わざわざ在宅勤務にしなくても良いというのが現時点での結論になる。昼前にベッドで二十分間の昼寝ができるのだけはよかった。この職場での総括というか、得たスキルやこれからの課題をまとめる時間を取ろうと思い、そのための時間も充分あったが、それすら面倒だったのでやめた。
定時であがってスタバにくる。『暴力の人類史』『数学する精神』を読む。長編が書けないといってストップしている暇があったら短編を書けと思うようになったので、ワンアイデアを短編に落としこむ作業をはじめようと思った。まあとりあえず明日以降から。
この一週間でMacbook Airにステッカーを結構貼れた。三枚→七枚になった。ここ最近ちょうどいいステッカーをいろんな場所でゲットできたり、棚の整理で良いステッカーを発見したり。
今朝見た夢は、魔法で破壊的な落雷を生み出す雲を街に作り出し、自分自身もその黒雲から逃げるために地下鉄駅に逃げ込むという内容だった。危機一髪で逃れた先の地下鉄では、同じ境遇のようでいて実際にはちがう境遇の人たち(その人たちは純然たる被害者だ)が突然の非日常に高揚している様子で、加害者のわれわれ一行もなんとなくその雰囲気に飲まれて高揚していた。
昼には映像の世紀のオッペンハイマー回を見る。個人の反省ではどうにもならない事態ではあっても、やはり社会の反省というよりは当の個人の反省を求めてしまう。その振り返り可能な範囲内での振り返りによってしか贖えない何かがあるのではないか。事実に対する対応とは別水準での話になるし、たんにネガポジを反転させただけのヒロイズムに回収されていくのはまずいとは思いつつも、どこまでいっても個人主義は捨てられないはずだと思うので、個人としての領分において振り返るということは必要だ。