20240321

日記329

動脈

2024/03/20 昨日
夕方にスタバから引き上げて大相撲を見るために帰る。帰り道で一雨来そうだったので走って帰る。帰宅後五分しないうちにざあざあ降りはじめた。ビールと湖池屋のポテチを用意して大相撲を見る。尊富士が十一連勝して大鵬?の記録に並んだ。見るからに馬力がちがう強い相撲で勢いがある。昼寝をしてからもう一度スタバに行こうと思ったが風が強かったのでやめにして風呂に入る。IUT理論について説明をする動画を見る。加藤文元という人がダンディでかっこいいのでつい内容に引き込まれる。直感的に言ってることめちゃくちゃやなと思うが、高等数学の醸す雰囲気に流されてしまう。それにしてももちろん数学の内容を理解しているわけでなく側を見て判断しているだけだから直感と変わるところがない。えらい人がそう言っているからそうなんだろう、というのと何も変わらない。ぐいぐい押されると引いてしまって終わりなんだろうが、抑制されたトーンで、しかし楽しそうに可能性の話をされるとよわい。簡単な説明として使われていた文言にも惹かれる。「お互いの宇宙はお互いの中に正則構造を持っているが、宇宙が関係するときに正則構造が破壊される」というのはマルチバース系SFの常套句として馴染みがある。たとえばスパイダーバースでは「カノンが乱れる」と表現される。
その後ねむるまでの時間が余ったので映画を見ることにする。積んでる映画がないので探すのに十五分ぐらい消費した挙げ句、『この子は邪悪』という駄作を見るのに一時間ほど費やしてしまう。小中学生向けの映画もいくつか映画館にかかっているべきなのかもしれないが、それにしても程度が低かった。いちばん最初のシーンだけでクオリティを判断できたのだが、見る映画をもう一度探すのが億劫でそのまま一時間ほど見続けてしまった。俳優に不気味な行動をとらせてそれが全然不気味に見えないというのは「必要以上に不気味に見せない」という演出意図かと勘ぐってしまうぐらいだった。あとのシーンを見るかぎりそういうわけでもなかったので演出の巧拙はあからさまに写るものだと感心した。これに比べれば俳優の演技がどうこうというのはわざわざ言及するようなレベルではないかもしれない。あるいはもっと微妙なものなのだろう。それでも玉木宏はひどかったと思うが。

2024/03/21 今日
在宅バイト。働き始める前にかなり気が塞いだが、PCの前に座ってタスクを消化するうちにすこしずつマシになっていった。泣いても苦しんでもあと四日しかないのだから、とにかくじっと耐えて終わらせよう。
大相撲を見る。尊富士の記録がかかった連勝を豊昇龍が食い止めた。気迫のこもった相撲というのをこれほどわかりやすく体現する力士は他に思い浮かばない。シャワーを浴びて十八時にスタバに出かける。『暴力の人類史』を読む。
『DUNE』という映画はIMAXを見るための優れた作品だと思うが、それは迫力の面だけでというわけではない。たとえばアバター2もIMAXで見たが、こちらはIMAXのポテンシャルを最大限引き出せているわけではなかった。それでも迫力あるシーンはIMAXの良さを感じられるから、アバターの場合は迫力の面だけで優れていたといえる。映像の美しさについて考えるにあたってこの二作品のちがいを考えるといろいろはっきりするような気がする。これからご飯を食べに行くので今は無理だが気が向いたらちょっと考えてみたい。
スタバに信託会社の営業マンがあらわれた……。ゴキブリが出たぐらいギョッとした。喋る内容もめちゃくちゃわかりやすい営業トークだが中身が薄い。聞く側がノリノリなので成立しているといえば成立しているが、周囲の人達の反応とか気にならないのだろうか。さわやかな七三分けで顎が細い。1000万円の価値がもしかしたら数百万円の価値になると言っている。言いたいことはわかるが、ちゃんと考えようとすると意味がわからないことを言っている。

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