ご本人登場
2024/03/08 昨日
この日も長い時間眠ることができた。春眠暁を覚えずということなのか。
在宅バイト。定例の打ち合わせでまたぞろ面倒が飛び出したが、もう知らんと思いつつしっかり対応した。それでも意地になって定時であがる。
昼休みには映像の世紀『地球環境に対する人類史百年の罪と罰』を見る。環境問題、地球環境問題については自分は冷淡な方で「ふうん」という感想になる。というより、技術の向上で対処するべきだという考えだから、環境問題を語る人の半分が「技術を捨てて、原始に立ち返ろう」という方向の主張をしているのに反対だ。もっというと人間は傲慢さを捨てるべきだという立場には賛成できない。考えが傲慢だと捉えられないよう、さらに力を身につければそれでいいのではないか。その道の途中で謙虚さに立ち返らなければそれ以上進めなくなるときがくる。その時に方向転換をすればいいのであって、引き返そうとするのはしかるべく行われる方向転換の阻害要因にさえなると思う。
金夜の会場を池袋に選定する。知っているようで知らない道・建物、それらの位置関係がなんとなくアップデートされた。アニメート周辺を歩き回ったあと、副都心線で明治神宮前駅まで移動し、表参道まで歩く。彼女の職場で急遽催されることになったAmong Us会に参加する。追いかけ回したり追放されたりキルしたりキルされたりで面白かった。終電を気にして二十三時過ぎのお開きになる。
2024/03/09 今日
七時に目が覚めたら鼻血を出した痕跡があった。夜だれかに鼻面を殴られているのかもしれない。一度起き上がって水を飲んでから二度寝。しっかり二度寝できたので寝不足にはならなかった。十一時過ぎにスタバにきて朝食としてアーモンドクロッカンを食べる。三二〇円でしっかりアーモンドが表面についているパンという感じで、温めてもらって食べた。結構おいしかった。『戦争と平和』を読む。ピエールがフリーメイソンに会う回。「死への愛」という条項に対してピエールが無頓着でいられるというのが彼のもっとも羨ましいところかもしれない。神を信じますかと訊かれて「神を信じます」ということは傍から見れば矮小化して捉えることもできるし、それを実のある言葉だと考えることもできる。ピエールをどういう人物だと思うかというのも大部分読者に委ねられていることだ。
これはあほみたいな意見だが、たくさんの字が書かれていて、それなりの数の概念が並べられているとそれだけでいい作品以上の「傑作」になる。たくさんの考慮に値する概念が登場すれば、読者はそのなかから銘々自分勝手に自分の興味関心の中心にあるものを拾っていく。そしてそのことで書かれてあるものとの連帯を感じとり、作品を特別なフォルダに分類することになる。あえて不誠実な言い方をすれば、書き手としてはその並列の仕方に工夫をこらし、箇条書きになっていないかのようにそれらのイメージをきれいに陳列させるのが、読者の益にもなり、いろいろな物事や考えを効率よく伝達する上手い手段にもなるのだと思う。
この後、原宿に行ってMET24のジャケットを試着する予定。その後、代々木公園でモルックに興じるつもり。いい天気で申し分ないと言いたいところだが、花粉の飛散状況だけが心配の種だ山頭火。尾崎放哉。