20240128

日記291

対話

2024/01/27 昨日
午前中に日経新聞の電子版に無料登録する。円城塔の『長い豚の話』を読むのが目的だが、2ヶ月無料だったのが決め手になった。以前購読していた朝日新聞と比べて電子版のUIは優れているし、関連記事の提案も精度が高いように感じられる。何よりテック関連の記事の質は比べるべくもない。経済関連はもちろんのことサラッと読んだ感じでは文化関連も日経のほうがだいぶ上だった。朝日新聞のベーシックプランと比べて値段の差はかなりあるがこれは購読を検討していいかもしれない。肝心の『長い豚の話』は一話二話を読んで読みやすいと感じた。わかりやすく読者の関心分野を拾いながら作者に期待されているであろう「文学の匂い」をきちんと提供できていてさらにちょっとした仕掛けまであって言うことなし。ビジネスパーソンに読者になってもらおうとする意識というのか、ビジネスの側からの文化的教養をキャッチアップしようという姿勢なのか、こういう試みは同時代的なカルチャームーブメントとして面白いと思う。位置的にはサブカルチャーを主流の文化と捉えたときの傍流なのだが、かたちとしてはロック音楽を主流としたときのクラシック音楽の立ち位置に近いように思える。いわゆる「純文学」の領域からある要素の水準を落とすことで裾野を広げているのだが、その下げ方がティーンネイジャー向けに書かれたライトノベルのやり方とは似て非なるものなので興味深い。この連載が成功してそのやり方をもとに長編を書くようになったら円城塔は現代文学の旗手になると思う。文学の代表選考は長編を書いてからというのは考えが古いのかもしれないし、この要領で短編を並べていくだけで他に類を見ない小説家になっていくに違いない。それでいうとすでに他に類を見ないわけで、長編云々というのはたんに自分がそれを読みたいという願望にすぎない。午前中に予定していたラジオは昼からの予定があって時間が間に合わず中止になる。
友人と誘い合わせて昼すぎから秋葉原にいく。はま寿司で遅めのランチ。調子に乗って2200円分も食べてしまった。
コンパクトデジタルカメラを見にいく。買おうと思った機種は10万オーバーと値段が高く、思っていたよりもコンパクトかつそれなりの重量感だったので、絶対に落っことしてぶっ壊すと確信したので買うのを止める。旧型番の機種を4万円で買うことにしようと考えをあらためたが、その機種にするとズームが弱いので画質が上がること以外は今のpixelでこと足りる。しかも夜の撮影はpixelほど何も考えずにシャッターを押せなさそうなので、全体的に考えてコンパクトカメラの購入自体を今回は見送ることにした。SONYのdsc-rx100m7か同m3で考えていた。uekaramesen_streetの写真用として考えたらファインダーは要らないので無印でもいいんだけど、せっかく写真専用機を買うのだったらファインダーを覗くスタイルも残しておきたいという気持ちがある。結論としては、F値は少ないらしいがズーム性能の高いm7がm3相当の値段で売っていれば買うというところに落ち着いた。毎日ガシガシ使うものに15万円出して毎日ガシガシ使うのは懐事情・メンタル的にむずかしい。
秋葉原の店舗を回ったあとで中野のフジヤカメラに行って、それから高円寺に移動して古着を見て回る。おもしろい色使いのダッドジャンパーがあって買いたいと思ったがLLBeanのものなのに1万円もしたので手が出なかった。ブランド志向を弱めていきたいものだと思うのだけど、LLBeanでその値段というのはどうしても許容できなかった。ハーフジップの形といい、腹側の生地の切り替えといい、色味といい申し分なく、むしろノーブランドであれば即決購入していたぐらいだったのだが、LLBeanだったので手が出なかった。そもそも古着屋に行ったのはAURALEEのコレクションで見たレザーコートがかっこよすぎてそれが欲しくなり、似たようなものがないか探しに行きたいと思ったからだった。当たり前だけどそんなうまいことコートが見つかるわけもなく。形と色味、レザーの質感とサイズ感がバッチリ合うようなことがあれば即購入するべきだと思うが物が物だけに安く収まるなんていうわけはなく、それであれば奮発してAURALEEのそれを買ってしまえばいいのではないかとも思う。しかし、コレクション用だからなのかオンラインストアには置かれていなかったのでそれもできず。まあ矢鱈と高いんだろうし、結論買うことにするにせよ二の足を踏むのは確実だ。
二十二時すぎに帰宅。有吉の壁を見ながら豆乳鍋を食べる。食べてすぐねむるぐらいの感覚だったが二十五時前の就寝になる。

2024/01/28 今日
途中小用のため目を覚ましたり、朝方の地震で目を覚ますも、基本的にはぐっすりねむる。合計九時間睡眠になった。昨日の鍋の残りとリゾットを朝食にいただく。遅起きと昼からの用事のせいでラジオはまたもや中止。やろうと言い出したことを全然やれないのは残念だ。
三青一茶の動画を見て、シャワーを浴びてからスタバに出かける。日記を書く。前々回の日記で日記に縛られているような気がすると書いたが、冷静に考えてみると、日記を書いていなかったとしたらもっと色々やっていたかと質問してみればそんなこともないと答えるだけなので日記の有無は縛られている感覚にまったく関係ない。むしろ日記のおかげで決まったことしかしていないこと、生活中に新規性が少ないことがあきらかになって、どうにかしないといけないと意識されることに繋がっているのでそれこそ「百害あって一利なしの逆」だ。このあとは世田谷美術館にいって「倉俣史朗のデザイン展」を見に行く予定。

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