オイリュトミー(良きリズム)
2023/12/17 昨日
10時半頃にスタバを出て、大井町を散策しながらゆっくり会場を目指す。途中で公営の貸し会議室(?)の建物「きゅりあん」に出くわし、昔、マルチ集団のボードゲーム会に参加したことを思い出す。懐かしくも残念な思い出なので、三人いればわりと心丈夫とはいえ、怪しい勧誘が始まったらどうしようと不安になる。たどりついた会場はふつうの一軒家だった。少しずつ人が集まってくるにつれ、心配は次第に杞憂へと変わっていったものの、ひと安心の領域をこえてどんどん安心していくのはどういうわけだろうと若干訝しんだが、目の前に繰り広げられているのがちょうど学生クオリティのパーティであのときの行き当たりばったり感に包まれたからだとやや遅れて理解した。円町と白梅町のあいだ、大将軍だったか、東さんの家でパーティをしたことを懐かしく思い出した。
参加者のひとりが小説を書いていると言っていてものすごく興味を惹かれてしまい、つい会話に参加したが、当然自分の書いている小説へも社交的な質問があるということにまで頭が回らず、間を埋めるために一言二言書きかけの小説について喋るということをやってしまった。喋るのであれば徹底的に喋るべきだったと後悔した。
■今書いている小説について
・賢い・知性ということについて興味がある
・IQのような定量的な指標でだけ測れるものではないと思っている
・リニアに進んでいったり、退いたりするものでもないと思っている
・かといってそういう考え方に立ってミスティックな扱いをすることにも抵抗感がありごく簡単に定量的に取扱いたいような気持ちもある
・上記のように自分の視点からは、賢いというのは反対成分を豊富に含み、丸くてよく転がる観念だというイメージがある
・そのイメージで遊びたいと考えていて、そのためには論理に近づいたり離れたりする必要を感じている
・それには小説という形式がふさわしいと考えている
■小説を書くことについて
・ひとりで何にも遠慮せずにすすめられる良さがある
・ごくふつうの社会生活においては相手に伝わるように言い分を全開にしないというごく普通の配慮を行っているが、それがすべてになると日常生活では使わないジャンプ力というような能力の死角が生まれ、ジャンプできるのにジャンプしようとしない生活が完成してしまうので、それを食い止めるようにしたいという考えが第一にある。
・いつも誰かに遠慮して自分の考えだったり感じ方を抑え込んでいるようでは楽しみが削られる
・感じていることや考えたこと、とくに感じたことを嘘だと思いたくないという気持ち
・ちょっと時間が経過すれば起こったことがすべて嘘だったかのようになくなっていくことへの抵抗
スマドリを意識して開幕ノンアルビール、4%の氷結無糖350×2で4時間(追加時間45分の外時間)の会を楽しんだ。主催の女の子とTinderでマッチして誘われたのでパーティにきたという男の人が面白かった。やわらかくてよい空気をまとっていた。Tinderでマッチした人からおすすめの本を聞き、それを読んで感想を言うという活動をしているらしい。それぐらいしか会話の取手がないと言っていたが、丸るい眼鏡をかけて髪は刈り込んでいて、話題なんかいくらでも持っていそうな雰囲気だった。この人もそうだったが自分たち以外は皆ひとりで会にきていてアグレッシブだと思った。そうやって突っ込む姿勢は見習うべきだ。
三人揃って公園での立ち話からお先に失礼し、まあまあ混んでいる電車移動で渋谷まで。PARCOのB1ギャラリーに向かうが、目当ての展示は終わっており、塊魂の展示をやっていたのでちょっとだけ見てNINTENDOストアをチラ見して下北に移動する。
下北でそれぞれオードブルを買い込んだ上、友人の彼女の到着を待って我が家に行く。晩餐をたのしんだあと、いくつかゲームをして23時すぎにお開きになる。元気よく中華料理を作るゲーム、プロポーズ文言を作成するゲーム、スーパーキャプテンリノ、あとは「いっせので」をやって遊ぶ。皆にBを紹介する。普段よりたくさんの人間に囲まれてBもテンションがあがったのかいつもよりよく喋った。
2023/12/18 今日
前日に久しぶりに人に会ったその影響からか夢を見る。地元の友人と久しぶりに会い、それなりに深刻な病状の報告を受けるという夢だった。やけに淡々と話すのが印象に残った。ある程度対人的な神経を使うと昔の知り合いや友人のことを思い出すような夢を見る。昨日知らない人に会ったから懐かしい友人に会う夢を見ているんだなと思いながらも、そこは夢なので、実際に友人に会っているような気持ちにもなった。
在宅バイト。月曜なのでさすがにゆるゆる働いていると一気に追い込まれてザ行が発生しそうになる。平穏無事な時候はふたたび俺の前に表れてくれるのだろうか……。30分のザ行で切り上げて東中野に映画を見に出かける。映画館の麓にあるカフェで日記を書く。たまごドックがおいしかった。