20231205

日記258

MTB(マウンテンバイク)

2023/12/04 昨日
スタバを出て帰宅する。晩飯に作ってくれた鍋をつつく。こういうときにはかえって金麦が良いんだろうと思ったのでダイエーで買っていった。冬の鍋はあたたかくておいしい。『インヒアレント・ヴァイス』を見る。この映画は映画館でも三回ぐらい見ているし、都合十回は見たのではないか。しかし今年になって見たのはこれが初めてだった。仕事について仕事以外の時間にもつい考えてしまうような堕落した人間になってしまっていたので、薬を飲むような気持ちでこの映画を見た。ビッグ・リボウスキのデュードかこの映画のドックのどちらかを自分にとってのメンターとして設定したいと考えているのだが、九〇年代というのはあまりにも昔で自分にとってのリアルタイム性に欠けるという問題があり、ビッグ・リボウスキのほうにはそのぶん距離を感じないでもない。しかし、時代云々を言い始めたらインヒアレント・ヴァイスのほうは上映時期こそ二〇一〇年代だが、舞台は七〇年代なわけで、もう好きにしたらいいじゃないのということになって終わりだ。距離のことを言い出したらそもそも太平洋の向こうのお話なわけで。デュードにせよドックにせよ、乗り遅れ感というか引きずられ感というか、そういう状況下にあって面白おかしく生きていこうというとくにどこにむけて発散されるわけでもない気概があって、自分も何がなくても気概だけは持っていないといけないなと思い、弱っている気分を明るくさせてくれる。(弱っていないときにはそんな気概なんかどうでもいい。暑い日に熱い風呂なんかどうでもいいのと同じ)
寝しなにアベマのお笑い番組を見る。井口がどうしても泣かないという企画と、しずる村上とライス関町の喧嘩仲裁企画。喧嘩の方はたぶん誰がどうみても村上のほうがわるいというか、村上の方が分が悪いと思うので、かえって村上を応援したくなった。でもやっぱり急に怒り出す人はよくない。よく寝たほうが良い。大学生の時、自分が友人に対して急にブチギレたりしたことを思い出した。あれは良くなかったし、テスト期間か何かで寝不足が続いていた。

2023/12/05 今日
在宅バイト。向かっていく気持ちで仕事に取り組んだおかげで昨日よりマシな一日になった。しかし残念な打ち合わせで定時を一時間以上も過ぎ、無駄なザ行が発生した。すぐスタバに行って『数の値打ち』を読む。反復・冗長性・私小説・文体という(日本)文学らしい話。文学に触れたときの感覚というのは特別なものだからつい握り込もうとしてしまうが(読んで楽しんでいるときには握り込んでも問題ないというか推奨されることだと思うが)、ずっと握り込んでいたり、神棚に供えたりするのはちがうと思う。むしろすっぱり切り捨てたりしても何も残らないことにはならないから手を離すように心がけるぐらいでちょうどいい。大事なのは本と自分による協力プレイ(冒険)は続いているという意識を持って、読み終わった本を聖典化しないことだ。
あと文体分析では簡単な心理分析等を用いて書かれた文章から書き手の属性を診断できるらしく、興味がある反面ちょっと嫌な気持ちになった。何かが高いという結果になれば良いんだけど何かが極端に低いみたいな結果が出たらと思うとあらかじめ反発しておきたい気持ちになる。

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