乃木赤
2023/10/14 昨日
正午に赤坂のレストランでランチを食べに行く。店内の雰囲気もサービスも良くて、ひたすら良い時間を気づけば一時間半ものあいだ過ごせて満足した。その後歩いて表参道まで向かう。途中でソルソという商業施設に寄ってから青山霊園に行く。前者が活き活きとした世界で後者が深閑とした場所だったかというとかならずしもそんなことはなく、どちらにも太陽の光がよく入り、秋の気候もあいまって両者のあいだのコントラストが引き立たない和やかで爽やかな空気だった。
その後、表参道で服屋に入り、いいスニーカーがないかを見る。ニューバランスの990シリーズは値段が高いだけあって良いと思った。今度は匂いの店に入ってどの匂いが一番好みに合うかの確認をしにいく。並んで入った割にはそこまでだった。微妙な違いを感取することが求められる場所なのに客がたくさんいることでいろいろな匂いがミックスしているような気がしたし、落ち着いて匂い分けるということができなかった。その後スパイラルでお香を見る。匂い疲れと歩き疲れもあり銀座線で渋谷に行く。ヒカリエのショップでまた匂いを嗅ぐ。繊細さは最初の店ほどではないが、ゆっくり嗅ぎ回れたのでゆっくり嗅ぎ回れただけの効能があった。これだという匂いを見つけるという当初の目的に沿うかたちで、自分にとっての好い匂いを見つけることができた。その匂いはVという。匂いわけのテストをやってみても簡単に見分けがつくほどぴったり自分に合った匂いだった。
ロフトに行って結局ロフトには入らず一階のリサーチラボみたいな店でまた匂いをかぐ。そこでもVを見分けることに成功。全然関係ないアクセサリーのリングを買ってからそとに出る。お腹が空いて力が出ないのでファミマで良い肉まんを買って食べる。一緒に飲むファミマ缶チューハイレモン(白)の匂いが気になった。これまでそんな匂いが気になったことはないのに一日かけて匂いをかぎまくったせいで「開門」したものとみられる。一時的なものであれば良いが今後も気になるようであれば知識の獲得に付随する余計な副作用ということになってしまうのですこし心配だ。一杯ごきげんの気分を取り戻しRAGTAGで古着を見る。店にあるXLの上着をすべて羽織るいきおいで試着し続けてまた疲れてしまった。
帰下(きしも:下北沢に帰ること)し、翌日のご飯の材料と翌週の昼ごはんを買い物して帰宅。同居人が全自動調理マシーンという謎のポットを取り出して意気揚々とスープを作り始める。スープは温かくておいしい。素材の味がするので好みにも合う。しかし、制作風景をチラ見しているかぎりでは「全自動」と銘打ってあることで想像してしまう手間の要らなさのハードルは越えられないだろうと思った。制作中からずっとトークサバイバー2を見る。めっちゃ面白いわけではないがとくに何しているというわけではないときには見続けてしまう面白さだった。国崎のトークはやっぱり面白い。全自動調理器のトラブル等もあり、わりと夜更かししてしまった。
2023/10/15 今日
雨予報と知っていたし、一日中家にいて一歩も外に出なかった。途中ピクミンで遊んだ以外にトピックもなし。二十分だけと決めてはじめた昼寝が百二十分になったことに象徴されるような全力の休日だった。昼寝から目が覚めたら外は暗くなっていたが、このままではさすがに休日過ぎると思って一応自宅で日記を書く。そういえば昼寝したときに見た夢はそこそこ面白かった。同級生の不満を解消するために一肌脱ぐ映画だった。良いところで中断が入る、昔ながらの夢のルールで上映された。この後雨がやんだら散歩に行こう。