20230921

日記210

違法音楽

2023/09/20 昨日
スタバに22時半までいたあと、『ソングの哲学』を読み終わるためにダンダンに行って続きを読む。23時半までいて読み終える。ボブ・ディランでも誰でも、その人にしか書けない文章というのがあって、その「しか」の部分がそれを読む喜びに直接つながっている。内容とは直接関係ないが、映画のことに触れるchapterがあって、そこで何か堰を切ったようにあれもこれもと映画の名前を羅列していくのが面白かった。うたのことについて書くのはやるべきことだけど疲れる、映画のことだったらもっと気楽に楽しく書けるという書き手の表情がみえてよかった。
よけいな言葉が一文字もないのに、言うべきことをひとつも省略していない。力の抜け具合に達意を感じさせる。訳業というのは偉大だと思わされることが稀にあるが、この本にもそれを感じる。
LUUPで秋風を切りながら帰宅。できるかぎり素早くねむりに入ろうとするも、結局1時を回ってしまった。

2023/09/21 今日
漫才さんの役を当てられて舞台上でツッコミをする。自分のツッコミが周囲の空気から切り離されて、やけにくっきりあるのを肌で感じた。ツッコミの極意というのは、ボケの輪郭を切り取りながらしかもその線を不自然なものにしないというところにあるのだと思った。そう考えるとツッコミボケというのは絵で言うところのヘタウマのようなもので、ツッコミするときの違和感・不自然さをそのままボケに転用しているものだ。一口にツッコミボケと言ってもいろんな種類があるのだろうけど、その起こりを考えると、ボケから転身した下手なツッコミから始まったに違いないという確信がある。ツッコミというのは、必ずしも奥が深いというものではないけど間違いなく難しい。夢の中から教訓を得るというのが自分のなかでの流行りになっている気がする。ただの二連続に過ぎないが。
あとはゲームセンター遊んだ。マイクに向かってリコーダーを吹いて音を出すことでキャラクターを動かす格闘ゲーム。多分、きちんとした曲のフレーズを吹くことで技が出るシステムで、フレーズを吹こうと頑張るあまりほとんどまったく画面を見ずにプレイしたので勝っていたのか負けていたのか、CPU相手だからそもそも対戦が終わったのかどうかもわからないまま、でたらめなフレーズを吹き続けた。この夢で自分はまだ高い方のドとかレとかミの吹き方を忘れていないということが明らかになった。フレーズは無理だと悟ってからは低い方のドとかレとかを吹こうと頑張った。音を出す難易度から考えてそっちのほうが強いパンチが出そうな気がしたから。
在宅バイトの打ち合わせでは20分近く喋り詰め。知ってることを喋るのが面白いものではないと思うので低いトーンで喋っていたら喋りながら緊張してきてちょっと具合悪くなった。やっていることは部屋で虚空に向けて喋っているのと変わらないのにバカバカしいと頭では思うんだけど緊張するのは止められない。上ふたつに負けないぐらいやっていることが夢っぽいなと思う。
二日前に適当にこんな感じやろと出した質問への回答が真逆方向に間違っていたので訂正報を出す。いい加減に仕事して仕事増やすというのを地で行っていた。そのせいでラジオ体操もスクワットもやる時間さえ取れず。またもや0.5時間のザ行。その後シャワーを浴びてスタバにくる。とりあえず『精神の生態学へ(中)』を読む。小説はピタリと止まってしまっていて、ふたたび動き出す気配さえない。登場人物が過去の人物になっていく感覚があって危機感をおぼえる。昔の友人への自らの冷淡さを見るにつけ、ちょっとよくない事態だ。
スタバでいつものミルク入りコーヒーを飲んでいると、「グラビティレインボウ」というセンテンスが降りてくる。おっと思うもすぐに重力の虹のことだと気がつく。小説でも何でも文章を書いているときに降ってくるように思える、良い思いつきについて、こういうことが起きているにすぎないのだろうと思って暗い気持ちになった。グラビティレインボウはまだ覚えていやすいから気づくことができただけで、気づかずに、記憶がない状態で思いついていることは多々あるんだろう。もしかするとそれがすべてなのかもしれない。面白いものばかり見聞きするように意識してきたからまだしもだという気はするけど。自分はいろんな手柄を上げることになっても「オリジナリティ」ということだけは一切主張しないようにしよう。

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