20230820

日記187

ヒートアイランドビーチ

2023/08/19 昨日
朝9時に散髪の予約をしていたので髪の毛を切ってから集合場所の新宿駅に向かう。少し余裕があったので権兵衛のおむすびを食べる。ツナ玄米と明太子。どちらもおいしかった。新宿到着後、湘南新宿ラインに乗り込む。満席ぐらいの混み具合だったが三人とも同じ車両に乗り、それぞれで座席にありつく。横浜からは席が空いてきたので近くの席に座る。戸塚、大船、藤沢、辻堂と続き、目的地の茅ヶ崎で降りる。駅前南口側の中華料理屋が300円でラーメンを出すというのでラーメンを食べる。その後水着を調達するためにムラサキスポーツに行くが、本格的なサーフショップだったせいで水着の予算を大幅オーバーする。しょうがないので駅施設に入っているユニクロに行くも、オンラインショップで展開している水陸両用のハーフパンツがもう店舗では取り扱っていないと言われる。無印良品に行って水着がないか確認するも取扱なし。ハンドタオルを持ってきていなかったのでタオルを買う。施設のイベントでガラガラをやっているとのことで引換券をもらう。スマホの契約見直しませんかというキャンペーンの一環でプレゼント企画をやっているらしく、残念賞をもらうだけもらってスマホの話は一切無視して会場を後にする。ケータイ会社を憎む気持ちが強く、キャンペーンで駆り出されているだけの人にもきつく当たってしまうのでこれは改善したほうがいいと反省した。「ケータイ会社には不信があるのですみませんがお話は結構です」と丁寧にきっぱり断ればそれで済む話だ。水着難民になりかけながら北口のイトーヨーカドーにいく。ここの紳士服売り場は売り場面積も広く、品揃えもあり、納得できる価格で水着を提供していた。そのうえ試着室も近くに3つあるなど、良いクオリティを持っていた。客数こそあまり多くなかったが、できればこういう店舗はなくならないでいてほしい。
南口からバスに乗って「茅ヶ崎駅入り口」まで行く。ややこしいバス停の名前だが、これは駅近くのバス停ではなく、ビーチ最寄りのバス停だ。しかもこのバス停から海水浴場まではそこそこの距離を歩かなければならない。いろいろ観光客フレンドリーとは言い難いが、そのせいで県外からの客数が制限され、海水浴場としてちょうどいいバランスになっているのかもしれない。
暑い道を歩いて疲れたし、なにより暑かったので海水浴場に到着し次第、すぐ海に入る。しかし、この日はクラゲが大量発生しているというアナウンスがされており、しかも驚くほど海の水が汚かった。こんなに汚い海水を見たのは初めてだし、そこに入って海水浴をするのも初めてだった。一度入ってしまえばもういいやという感じで慣れはするのだが、それでも最初のほうはテンションが下がってしまった。今後、茅ヶ崎のビーチには二度と行かないことを早々に決めた。それほどひどい水質だった。ただ海水浴自体は楽しかった。友人N持参の浮き輪×2と、友人Bが駅前施設でのイベント景品でもらっていた簡易式の「水鉄砲」が活躍した。
気づけばあっという間に16時を回っており、水に入っての遊びは終わりにして、砂浜と海の家と堤防の突先からそれぞれ海を眺めたりなどした。ここでも気づけば17時半を回っていて、遠浅ビーチのプチ竜宮城という趣だった。友人ふたりがお喋りということもあり、つねに会話が途切れないせいで必ずしもチル度合いが高いとは言えなかったが、それでも十分なチル量になったと思う。ひとりで行ったらそれはそれで頭の中がやかましくなって、結局、十全にぼーっとできないのだろうし。
バス停を間違えたせいでバスに乗り損ね、歩いて駅まで戻る。夕方の時間帯は、「涼しくて快適」とは絶対に言えないものの、昼間の過酷な暑さにくらべればまだ歩ける環境だったので助かったが、バス停の場所勘違いは大きいミスだった。本来なら吊るし上げられても文句を言えない状況だったが、ふたりとも歩くことを苦にせず、なんなら往路のバス移動も歩いていきたいという主張だったので、糾弾されずに済んで良かった。
駅前南口側の飲み屋の充実はあまり見ないレベルでよかった。海の件(あとはバス停の件)で茅ヶ崎の評価が相当下がっていたので、ここで一気に持ち直した。商工会議所が頑張っているからなのかわからないが、チェーンの居酒屋がほとんどなく、そのうえで安い居酒屋が多いので、店選びの段階ですでに楽しかった。いつもであればちゃんと安い店を見つけることを至上命題にすえてその実現にむけて余裕がないシチュエーションなのだが、ここなら入りたいというレベルの店が多かった。どういう仕組みでそうできているのかはわからないが、地産地消を実現し、独自の生態系をうまく維持できている例にあたる。
湘南新宿ラインのボックス席に座って新宿まで帰る。すでに酒量を過ごしていたので氷結4%を飲むふたりを尻目にオールフリーを飲む。日焼けしたときに酒を飲むと頭痛が起こるという仮説があるのだが、このときにも頭痛がしていたので会話に集中できずちょっと惜しい気がした。酔って楽しいと酔ってしんどいまでの距離が短いので、酒量を適切にコントロールしなければならない。今でもかなりできているほうだとは思うが、日焼け、疲れなどの別要素が絡んでくるといつも通りでは足りないので気をつけないといけない。酒を飲んで羽目を外すというアクションに憧れていた時期はいつの間にか通過している。記憶をなくすまで飲むということはできそうもないし、最近では飲んでもいないのに思い出せない物事が順調に増えてきているなど、記憶が弱くなっているのを実感するということもあって、記憶がなくなるというのは単にろくでもないことであるということ、わざわざ望むようなことではないという当たり前のことに気がついた。とくに日記を書いているとそのことが顕著だ。前日の出来事を思い出す作業をすると、いかに覚えていないかということが明らかになる。それは記憶力の問題でもあるのだろうが、他にも通常時の意識レベルが下がっているということもありそうに思われる。つまり、何かの行動をするときに、意識してそれをするというのが当たり前であるはずなのに、半分かそれ以上の割合を無意識で行ってしまっているということだ。動物を見ていると、意識がないといえそうな時間をその動物が過ごしているんだろうと感じられるようなことがあるが、それと同じ時間経過を自分が辿ってきていたということが事後的に了解されるような時間のことが思い出される。思い出すということはそこにアクセスできているということで、半分以上意識できていたということにしてしまっていいはずだと思うが、そこにもグラデーションがあって、思い出せないというのが分水嶺になっているのだろうと考えられる。思い出せないということによってそれを下回る内容についてはアクセス不可で、したがって完全に無意識ということになってしまうと思うが、そういった時間経過というものが自分で思う以上に多くあり、しかもそのことに気がつく契機があらかじめ失われているのだと思う。これは自分だけに起こっている特別なことではないのだろうが、この区分で言うところの動物にさらに近いところにいる他人というのは全然珍しいものではない。これは逆側方向にも敷衍できて、つまり、睡眠という仕組みがあるせいで、完全に意識が連続している他人というのもあり得ないということがいえる。ただ、自分よりも意識レベルが高い他人というのはいくらでもいると考えられる。記憶容量が多く、意識レベルを高いままほとんどの時間を過ごし、それをもとに経験を得、学習を進める個人というのは、その体験の質という意味でも量という意味でも、自分の目指す理想に近い存在だということができる。それを他人に表現するための手段は生活のあらゆる場面上にあり、他人と接触しているかぎりつねに発揮できる「態度」として表現されるのだろう。
23時頃に帰宅し、どろどろになった身体をシャワーで濯いだ後、すぐにねむる。

2023/08/20 今日
8時に一度目を覚ますが二度寝をして11時半に起床する。途中ポケスリをやったり三笘や遠藤のプレー動画を見る。日本人選手がプレミアで活躍する未来が、実際に現在になっていることがすごいし、不思議な感じがする。朝食にベーグルを食べ、久しぶりに数学の動画を見る。
「線形代数のエッセンス」というYoutube動画で一番おすすめしたいシリーズの動画。
たった10分足らずの動画を見ただけで脳が疲れたのかさらに昼寝を重ねてしまう。ただし、クーラーをつけているのにもかかわらず室温が十分に下がらないせいで寝苦しくて目を覚ます。熱中症になるかと思ってちょっと焦った。涼みがてらスタバにいくことにする。暑すぎるので電車を使う。休日気分のため梅ヶ丘に行ってみるも満席だったのでそのまま下北沢に引き返し、エキウエのいつものスタバで日記を書く。『V.』を読む。場面はプロフェインがレイチェルに仕事をあてがってもらうところ。ピッグボーディーンの武勇伝と将来の夢について。卑猥な人間にとってのヒーローとしてぐひぐひ言って笑うピッグ以上のキャラクターはいないのではないか。いわゆる「哲学」は崇高な方向にしか展開できないという制限があるようなのでこれはフィクションにしか満足に到達し得ない領分なのだと思う。

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