20230624

日記139

 

下町スクーター

2023/06/23 昨日

午前中は在宅バイト。午後から研修のため門前仲町まで出かける。研修内容はほとんどラボでの実習だったが、これで賃金が発生するのはだいぶありがたい。

BIG-IPとかいうシステムの操作入門だったがその後仕事で使用することはなく全部忘れた。そんなに難しいことはやらないということだけわかった。

17時半に研修が終わった後は下北沢までまっすぐ帰り、スタバに行って読書と仕事。

『暴力をめぐる哲学』第二章 文化と暴力 新田智通

冒頭から途中までは面白かったのに、最後のほうに「ほんとうの」とか「本来の」とかが唐突にしかも留保なく出てきて一気に面白みを失った。善悪のビジョンを持たない視座というのが”哲学的に”暴力を語る上では必須の項目なのにも関わらず、善悪の判断を隠し持っていながらも尻尾を出さないようにして論じはじめ、文脈的に紆余曲折を経て、そこで道に迷うものがいるのを良いことに、いつの間にか素朴に善悪を語る平面上にあるゴールに向かっているというのは控えめに言っても詐欺の類だ。仏教学者が暴力を語ろうとするのであればまずは仏教をきれいに漂白してから出直してこいと言いたくなった。それで語ることが残らないのであればそれはそれだ。

きれいに漂白してというのは無理な注文だと思う。が、前提は先出ししておくほうが余計な反発を生まないで済む。最初から出すと読まれないおそれがあるという危惧はわかる部分もあるが、総合的に見るとやっぱり正々堂々というか公正さを意識するほうが得する部分が多くなると思う。とくに本のような活字メディアではそれが顕著だろう。

読書をはさみながらではあったが仕事はまあまあ捗った。というか前回前々回がひどかっただけでまあ普通程度の目に見える進捗があったにすぎない。でも当然無いより良い。


2023/06/24 今日

AMからの歯医者、散髪の予定を立て続けにこなしたあと、またスタバにきて読書。『犬からみた人類史』、犬と人間の視線受送信についての章だったが、面白かった。視線というのを相手にわかるように形作られたのが白目の中の黒目で、人やオオカミにはその形質があり、犬は黒目がちで視線を分かりやすくするかわりに、他から見たときの顔における目の割合を増やして「かわいい」と思われるように進化したというのがそれらしく聞こえた。自分にとっても視線のコミュニケーションはかなり重要かつ無意識領域で行われることなのでここをコントロールできるようになりたいという本章の内容とはあまり関係ないことを思ったりした。

気になるものがあったら有無を言わさず見ようとしてしまう。対象が人だったりすると失礼にあたらないように気を遣うことになるのだが、見てしまってから気を遣う方法は目をそらすことしかないので、結果的になんにも気を遣えていないことになっている。

このあとは代々木公園まで取材に出かける予定。夏の始まりといってもいい立派な温度なのでやや気が重いが、嫌な取材対象ではなくむしろ良い取材になるのは確実なので、一応楽しみが勝つ。

ドッグランに犬を見に行くだけのことを曰く有り気に書いていてみっともない。

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