20230528

日記117

「薬味をそうめんで食べる」


昨日
晩飯にそうめんを食べて夜の散歩に出かける。グレイヴィ通りを奥まで進んで引き返しミカンの階段でちょっと座って休憩する定番のコース。暑くもなく寒くもなく賑わいも落ち着きもある気候と環境で言うことなしと言いたいところだったが、歯痛の名残りが名残っているようなコンディションのためほんの少しダウナーが入る。そこまではっきり痛いわけでもなし、結果、チルできたので、怪我の功名ということにしてもいい。月がすこし太ったうえ、ぼわっと光っていた。そういうのもたまにはいいよねというような全体の感じ。
これ以前の日記とくらべ写真が大きくなった。これはスマホで直接写真をアップロードすると画質が落ちないことに気づいてそうし始めたのだった。

今日
昨夜いらぬ夜更かしをしたせいで起床が遅れ、午前中のプランは壊れたが、気を取り直して昼間から出かける。井の頭公園でピクニック。はじめて「いせや」の焼鳥を食べたが、ハツとボンジリ、シロがとくに美味かった。これで100円とは恐れ入った。いつも公園の入口で行列を作っている悪印象から食わず嫌いをしてきたが、これからは井の頭公園に行くときには選択肢に入っていくと思う。
ただしアホみたいな行列になっていないときにかぎる。
井の頭公園の落ち葉質の土で比較的森閑としているエリアでビニールシートを敷いて横たわる。葉影から見える空がきらきらしてきれいだなと思うのもつかのま気づいたら寝入ってしまっていた。起きて運動場エリアに行くと芝生が全部土に変えられて工事中になっていた。なんとなく白けたので来た道を引き返す。
あまり記憶にないほどガチ寝をした。起きたときに林の中にいて「どういうこと?」と一瞬わけがわからなくなった。
散歩中の犬のケツを追いかけて井の頭公園の入口にもどると、大型犬の集会が開かれているのに遭遇する。そこでしばらく集会する犬たちと通りがかりの犬と通りがかりの人間を眺める。取材のために犬を見るんだと意気込んでいたのは最初だけで、気づけばそこで見つけたお気に入りの犬ばかり見て、道行く人にしてもとくに若い女が通るとそのたびに目で追いかけてしまう体たらく。しかし、たくさんのかわいいものを存分に見られて、目の満足を味わった。
しばらくしてからドトールに入って今回取材して得た内容をまとめる。
夜はジャズバーのライブを聴きに行くことにする。ドライブ・マイ・カーの音楽を担当した石橋英子が出演するらしく楽しみ。
下北沢のジャズバー。自由を強要してくるような真面目な雰囲気が合わず、これ以降一度も行っていない。石橋英子は傍から見てもわかりやすいほど真面目に取り組んでいるのに、演奏中は誰よりも自由な感じがしてよかった。この後『悪は存在しない』でその音楽に触れることになるとは思っていなかった。

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