20230330

日記79

 

無料ライブ(弾き語り)

昨日

カフェからの帰り道にスーパーで買い物をする。レシートの当たりクーポンでキリン一番搾りとスプリングバレーの100円引きと50円引きが当たる。カフェでの進捗もそれなりにあり気分も良かったし、さすがに飲んで帰ってもいいような空気が充満していたが、逆に飲まずに帰ろうと、反骨精神の残響が鳴り響いた結果、ただ音楽を聞いて帰ることにした。tofubeatsとSTUTSの『One』がこの日の帰り道に最高のBGMだった。このことと関係ないが、昨日か一昨日かに、結局一番搾りのビールが一番うまいんだよなといいながら鮮やかな金色の液体を舐めるように見つめつつゴクリと飲む夢を見たのを、一番搾りを買いながら思い出していた。それでも飲まなかったのだから、我ながらどうかしている。我ながらというか、完全に自分以外知らない知る由もないどうかしているだけど。

えらい。しかしただえらいといって感心していてもしょうがないのでここから今の体たらくを矯正するための方策を導き出そうとするとすれば、どちらを選んでもいいというときには自分は選びたい方を選ぶ、それが自由の表現だと考えるからだ。しかし、片方を選ぶのが当然と思われるときには、その当然に反抗してもう一方を選ぼうとする。それが自由の表現だと考えるからだ。つまり、酒を飲まないという方向づけをするためには、酒を飲むのが当然という状況を作り出すことが効果的だということになる。

とはいえ現実的には四六時中反抗していられるわけもなし、結局よくて五回に一回は反抗を見せるという結果になるだけで、のこりの四回を防ぐ手立てはない。

帰宅後インスタのハッシュタグについてアドバイスを受け、#tokyocool以外に何が良いか検討した。そんなことをしているうちに眠る機会を失い、ベッドに入ったのが23時半だったのに1時過ぎの就寝になってしまった。


今日

在宅仕事。3,4日ぶりに天気が良い日だった。嬉しくなって洗濯機を二度回す。窓を全開に開け放ち、日を受けながら洗濯物を干すのがまぎれもなく楽しかった。BGMはSTUTSのUNIQLOコラボ『音楽が生まれる時間のリズム』。これはちょうど30分間あって軽作業時のBGMにとくにおすすめ。それにしても、3回目洗濯機を回したくなるほどの春の陽気だった。ベランダに洗濯物を干すスペースが余っていなかったので断念。

洗濯物を干すという作業が嫌いではないのは、それが太陽の恩恵をわかりやすく受けようとする行為だからだ。太陽に感謝するというのは大層なことのようで、エレメンタルなとはいえまるで宗教じみているように感じられる言明だが、洗濯物を干すという作業においては主に実務的な面で太陽のありがたみを直接的にかつ自然に受け取ることができることなので、余計な引っ掛かりも、若干の白々しさの混じる「いい天気」というセリフとは無関係に実利としての太陽エネルギーを受け取れるから、素直にありがたいという気持ちになれて良いというのがある。この日から一年後の今日も洗濯物を干した。今日から一年後も天気さえ良ければたぶん洗濯物を干すだろう。

17時半の終業後に飛び出しでカフェに行く。食事とカフェの両方を提供している店なのだが、どうやらカフェ利用のための席が入口付近の数席しかないらしく、席が埋まっていたので回れ右して帰る。せっかく良い店を見つけたと思っていたのに残念だ。NY好きにとって居心地が良いことには変わりないので空いているときを見計らって使っていきたい。若干、というかかなりBGM音量が大きいことが気になるけど。しかもカフェ席のほうでガンガン鳴っている。ノイズキャンセルのヘッドフォンを突き抜けてBeat Itが聴こえてくるレベル。

安定のバックスにやってくる。この日は駅上の店舗にした。『芽むしり仔撃ち』と『他人の足』を読む。芽むしり仔撃ちの弟がやばい。このシチュエーションでこの弟を出す作者は意地悪すぎると思う。

ある時期の兄から見た弟というのはほとんど純然たる無垢の象徴なのだが、この本のこの場面でそれを登場させるということは、これから生贄になる娘の美しさを描写するような残酷さがあるという意味で、意地悪すぎると書いたのだった。上の言い方では何のことわからない。ネタバレに配慮するという規範意識と、かんたんに短く示唆するにとどめておきたいという物臭が配合された結果、あとから見て何のことなのかわかりにくい文章が置かれることになったようだ。

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