20230308

日記63

昨日
仕事後にいつものスタバに行って日記や映画の感想を書いたあと、誘われて焼き鳥屋にいく。一本50円という破格の焼き鳥屋だが、ビールが580円するので、満足いくまで鶏肉を食えるものの飲み物をたった一杯に押さえたのにもかかわらず3000円した。これでも充分安いのだけど、こっちは破格の値段という錦の御旗のもとに集っている志士という気持ちなので、若干、ほんの気持ち、高く感じられてしまった。食事の最後に買ったほうが奢るという格好良いじゃんけんをして見事勝ったためそう思ったのかもしれない。この日は映画に行かなかったけど、なんだかんだ毎日お金を使っている。
ネクストインファッションS1の最終話を見る。ひとりで見るよりふたりで、この服が好きこれはあんまりとか好き勝手いいながら見るのが楽しいということを知る。もう書いたことかもしれないけど。ちなみにネクストインファッションの感情面の演出はとてもチャチで、CM以上に時間の無駄だと思う。それがなくても十分面白いのに、客を一人残らず楽しませるというポリシーのため余計なことをしている。べつにそれによって台無しになるというものでもないからみんな目をつぶるんだろうけど。
プランク30日間チャレンジはいま何日目かわからないけど180秒まできた。ラスト20秒は気力だけで耐えていたが、いかんせん身体が無理で、プランクの姿勢のままだんだん膝が落ちてきた。最後1秒は際どく膝をつきそうになったし、これ以上はもう無理なのかも。
24時には就寝する。最近は睡眠スコアが90を上回る日も珍しくなくなってきた。

今日
在宅仕事。朝は洗濯機を回す。昼は近所の弁当屋まででかけのり弁当と豚汁を買う。とくに豚汁はセルフサービスなのでこれでもかというぐらい大量に具を入れることができ、とてもお得である。日によっては弁当を買わないで豚汁だけ買うこともある。
とても規則正しい生活が出来ていると思うし、そのおかげで毎日楽しい。でもこうやって安定していると、安定しすぎているのではないかと不安になる。やっていないことはまだたくさんある。できることはまだやっていないことをやっていくことしかないのだけど、全然ちがっていて、そもそもそういうことじゃないのかもしれない。
人を巻き込んで何かをやって、その結果で自分を満足させることはできない。それに挑戦するための能力にさえ欠けている。充分検討したとはいえないけど、それはなんとなくわかった。腹立たしいことに時間もそんなに多くない。遊んでたのしいという以上の何かをやらないとだめだ。誰かに期待していないでひとりでやるしかない。結局誰かに期待してしまうことになるんだろうけど、それでも「自分の思い通りに足を動かしたり手を動かしたりできるのは自分の足や自分の手しかない」ということを肝に銘じておかなければならない。人を動かすのは難しい。そのうえ「思い通りに」となると全然無理。
誰かに見てほしいという気持ちがまったくないというのは、自分で思っているよりアドバンテージになるのかもしれない。アドバンテージと言ってもそれは誰かに見てほしいという願望を抱えた者同士のあがる土俵上のことだから結局ナンセンスなんだけど。それとも、本当はそこで勝ちたい? そうだと思ってみるとそう思えるし、実際そうなのかも。しかしその場合、アドバンテージはそのまま立ち消えになり、ただただひかえめで大人しい性格のひとりの人間がいるだけのことになる。だからとりあえずは前者で押していくことにする。
しかし書くべき小説がない。仮に小説を書くとしてだが、これをやるしかないという切迫感をともなったテーマがないし、それと前者の結果としてナラティブもない。とにかくじたばたしてみるという分別(無分別)もなければやる気もない。
いや、やる気だけはなくはない。ただそれを持続させるだけの気力・体力がない。集中力もない。時間は作ろうと思えばいくらでも作れるが、時間がふんだんにあっても結局はだらだらするだけのこと。
誰かに見てほしいわけではないが、誰かに見てもらう必要はあるということを今思った。主観を磨くためにべつの主観を利用する必要と言い換えてもいい。だから、そのことを踏まえた上で皆、自分のことや自分の成果を見てほしいと言うのか。たんにそういう変な欲求があるだけだと思っていた。迂闊だった。そういう変な欲求があるやつが周りにいるから、それにとらわれて、誰かに見てほしい人間のモチベーションを十把一絡げにして考えていた。
嘘をついているやつがいる。願望を願望するときに、まるでその願望が欲求由来のものであるような顔をして、周りに同調しながら、自分のアドバンテージを駆使してたくみに立ち回っているやつがいる。そいつはべつに嘘をついているわけでもなんでもないのだけど、現にこの俺は騙されていたんだし、嘘をついている嘘つき野郎と言っても(俺の主観上)過言ではない。
騙されていたことは腹立たしいが実際良い戦略だと思うので、これからはその線で行くことにする。
どの意味でも、どんな立場でも「ひかえめ」で良いことはひとつもない。矢面に立たないでいるということはできるが、ここら一帯は一本の矢も一個の石も、泥団子すら飛んでいないのだから、ここで見晴らしの良さを求めないのは高所恐怖症ということでしか説明がつかない。昔から私は、高いところだけは得意だったし、今も高いところにいるのが性に合う。見られることにはなると思うけれど、べつに見られて死ぬわけじゃないんだから、多少の居心地の悪さは飲んで、今よりもっと高いところにのぼるべきだ。誰かに見てほしいからということはわざわざ言わないでもいいが、高いところに上ろうとするのは誰かに見てほしいからじゃないとは言うべきではない。べつに言ってもいいんだけど、戦略上言わないと決めたなら言わないでいるほうが理にかなっている。

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