3blue1brownの動画を見る。YouTubeにあるよくできた数学の動画のなかでも随一の出来だと思う。現在見れる動画は全部見てしまった。「最も難しいテストのもっとも難しい問題」にもっとも感心させられた。
1.まずは難しくて複雑な問題を簡単にして考えてみて、
2.そのときに使った補助線の引き方(=解決方法)を取り出し、
3.もとの問題の解決に使う
1でより簡単な問題を見つけるのがまず簡単ではない。簡単にするにしてももとの問題をある程度引き継いでいて類似の問題であると判断するのがすでに難しい。問題を解く前の「問題を把握する」ができていなければならない。
2で取り組む比較的簡単な問題に対する解法を、解法が出て解決できたと満足するのではなく、べつの表現に置き換えてみようとするのが問題全体を通してもっとも鮮やかな部分だといえる。問題の解決が目的ではなく手段になっていること、上位の問題を持っているからこそ解決で終わらすにエクストラステージになることができる。一度解決したからといって通り過ぎていてはたどり着けない。解決済みの問題でも「べつの問題」を持った状態で考え直せばそこに鍵があるというのは示唆に富む。答えではなくそこへ至るまでのプロセスを発見することが問題解決の役に立つということをきれいに証明していた。
3考え方の観点からすれば2ですでに華々しいパートが終わっていてあとはフォロースルーのようなものだが、数学の言語で記述するためには訓練が必要だという意味のことをさらっと言っていてかえって重みがあった。それにハイライトでスーパープレーを見ているからゴールが決まるのを知っていてそれであのプレーシーンがすごいとか言っているがゴールという事実がすごい(=難しい)のには違いない。
1,2,3がわかりやすく直感的に説明されているのを見るのにはかなりの価値があり、非常にお得だ。
それから新しい動画がいくつか発表されたが途中から見なくなってしまった。難しくて理解できないところだらけになってしまったからだ。それまでも難しいながら食らいついていこうとしていたが、上がっている動画の全編を見通して一個も理解できなかったときに、もう一度再生する気力がなくなってしまった。
以下のGCPクエストを完了
・Cloud Architecture
・Deploy and Manage Cloud Environments with Google Cloud
やりながらこのクエストをこなすことに意味があるのか疑問だったが、おかげさまで今はもうその疑問を持っていない。