五人組
2026/05/29 一昨昨日 12003
午前在宅勤務。家人の所属する吹奏楽団の演奏を聴きに行くため午後休をとる。演奏会の開演は定時退勤後でも間に合う時間なのだが、音楽は、とくにクラシックの音楽演奏会は完全な休養後に聴くことで最大限感受できるようになるので、それを見込んで昼間は休息をとることにした。そういうわけで荻窪のなごみの湯に行く。岩盤浴の種類も充実していて都会のオアシスとしての高い機能を実感したが、5Fの漫画コーナーに見込んでいたDBが置いていなかった。そんなはずはないと館内中探し回ってB1Fにも漫画コーナーがあることを突き止め、首尾よくフリーザ編をクライマックスバトルまで読むことに成功した。なごみの湯はリピートすることに決めたので、焦ってDBを読み進める必要もなく、ゆったりとした時間を過ごすことができた。満杯だったのと開演時間の関係で使えなかったが、外気浴エリアは空を見ながら中央線の通る音が聞こえてくる抜群の立地で、普段は都会の喧騒の中心として聞こえてくる電車の音を高くてすこし遠いところからぼーっと聞けるのはうっすらと優越感も感じられて最高の気分だろうなと思った。
友人のA氏と中野ZEROホールで集合して演奏会を聴く。わかりやすいというか取っつきやすい曲目だったのと、音の力強さ。あとは家人をはじめとする演奏者の頑張りと指揮者の気分の昂揚が見えやすい最前列の席だというのもあって、これまでに聴いてきた演奏会のなかでも指折りの出来だった。シーオブウィズダムという曲が一番よかった。
演奏会がはねたあとは友人A氏と中野駅を北口まで移動し、ビール工房というビアバーで飲み放題にしてビールを飲む。飲み放題60分間で4杯、時間後にエクストラ1杯という大人の注文の仕方で、数多いビールの種類とあっちこっちに移り変わる会話を楽しんだ。A氏は気のおけない友人たちと毎月読書会をしていて、そこに今度ゲスト参加させてもらうことになった。6月の課題本はリチャード・ブローティガンの『風に吹きはらわれてしまわないように』。これまで読んだことのない作家なので読むきっかけにもなって嬉しい。ノリがよいとも言えず、踏み込み方がわからないでまごまごする時間が発生するという課題が自分にはあるが、とりあえずは自分にできるかぎりぐいぐいと踏み込んでいきたいと思っている。迷惑をかけないように、とは思わないように。飲みながら、最近見つけた持論「読む人は書く人を目指すものだ」というのをぶつけてみたところ、一旦同意してもらえた。何を書くのかということについて自分は小説しか考えていなかったが、そのほかにもいろいろあるという当たり前のことに気がついた。何かを書くとして、その先には何を書くのかという問いがある。言うまでもなく当たり前のことなのだがそういうこともわからなくなる。当然こうだろうという思い込みがあるからだ。読むことは書くことを目指すことだとして、何を書くことを目指すのか、そもそも読むこととは何を読むことを指すのか。小説以外にない、とは言えないが、読むと言ったらやはり小説ではないか。たまたま次回の課題本が小説なのも自説にとっては好都合だ。
新宿駅で小田急の急行に乗り込むA氏を見送ったあと、打ち上げ終わりの家人と合流。小田急の各駅停車で帰る。
2026/05/30 一昨日 18890
朝起きて家で『ラトゥールの取説』を読む。昼ごはんを食べたあと、BSでやっていたJリーグのプレーオフを見る。大迫が半端ない活躍をして5-0で神戸が鹿島アントラーズを打ち砕いていた。サニーボーイの10話『少年と海』を見る。高円寺に移動してバスケをする。前回のバスケから充分な日数(3日間)を空けたので足の痛みなくやれたが、背中の張りは違和感として残っている。体力的にも満足いくパフォーマンスとは言えなかった。この日のプレーを動画で見直しても走り方がよたよたしていて、ちょっと前(去年12月頃)のような、キレとは言わないが活きのよさが感じられず。体力を残して動こうという発想を止めて、動けなくなったらそれまでと腹を括って全力プレーを心がけたほうが良いのかもしれないと思った。帰宅後、電車内でも止まらなかった滂沱の汗を流しがてらリカバリーを心がける。ビールを飲みオリジンの弁当を食べて、寝てしまおうとしたところで大学時代の友人Tから今夜のCL決勝をリアルタイムで見るつもりだというラインが届く。日曜夜のキックオフだと勘違いしていたことに気がつき、あわてて調布まで移動する。シアタス調布での映画館パブリックビューイングを見るためだ。アーセナルのユニフォームを着た同志が終電近くの時間帯に続々映画館に集結する姿を見られて、それだけで一定の満足感と感慨があった。しかしあくまでも目標は優勝だと気を引き締め直して観戦に臨む。
結果は20年前と同じく準優勝に終わった。しかし20年前とは違いGKの退場もなく、先制点を奪ったあと逆転を許すことなく、無敗のままPK戦で優勝を逃すということになり、アーセナル史上で優勝に最接近したチームだと言える。プレミアリーグは優勝しているわけだしCL決勝まで勝ち進んだ実力が無くなってしまうわけではないので、来年に期待したい。
映画館を出たのが4時半頃で、すでに朝日が上って明るかった。松屋で牛めしつゆ抜きを食べて始発で帰る。5時5分調布発の新宿行き特急は座席が埋まるほどの乗車率があった。また来年。
2026/05/31 昨日 9541
13時に起きる。『家庭料理という戦場』を一気に読み終える。家人と15時過ぎに出かけて線路祭を見に行く。東北沢駅からスタートし、リロードにあるADRIFTというライブハウス内に無料入場し、お菓子祭りをのぞく。ほぼ建物だけを見てリロードを歩き抜ける。家人がリクエストしたカレー屋に入る。自分はパキスタン無水カレーが美味しかったが、家人が注文したスパイスカレーはそんなだったらしく、外食のメニューに対してめずらしく不満を表明していた。
図書館で2冊返却し、2冊貸出する。『風に吹きはらわれてしまわないように』『機械カニバリズム』。下北カレッジを5Fまで内部公開していたので興味本位で内部を見て回る。やはり5Fのバルコニーがとてもよかった。普段目にすることのない高いところから住んでいる街を見ると目先が変わって街がその表情を変えるようにも思える。ボーナストラックに到着したのが17時半すぎになり、ビールフェスはまだやっているように見えたもののそれ以外のイベントは終わっていた。家人がサンカツでビールを注文、自分は日本代表のサッカーを見るとき用に一番搾りを買って帰る。
違国日記の4話を見て、予定通り19時半からサッカーを見る。この週末にサッカーを3試合見たが、一番熱心にサッカーを見ていた頃からサッカーが変化しているのを感じる。とくに守備の戦術レベルが高くなっていてその分だけ攻撃のファンタジーが減っている。ドリブルなどの個人技がチーム戦術に組み込まれて合理的になっているのも、見た目のファンタジー減少に一役買ってしまっている。しかし一番大きいのはVARで、それありきにプレーする選手にも、それありきで見ている自分の見方にもファンタジー要素を解体する合理性が忍び込んでいる。VARの出始めにはこんなふうに夢がしぼんでいくとは想像していなかった。爆発する感情に水を差すあのジェスチャーや、ゴール取り消し。PK取り消しやPK獲得。サッカーを見終わったあとやることがなくなったので早めに寝る準備をして早めに寝る。
この週末の朝から昼にかけて、たぶん午前中だったと思うが、鳥の鳴く声がよく聞こえた。家にいて鳥の声を聞くともなく聞くのは、べつに面白くもなければ楽しくもないことだが、なんとなく心地よいものだ。
2026/06/01 今日 6773
午前休をキャンセルして朝から出社。対面でコミュニケーションと確認事項の整理をして昼から在宅に切り替える。昼ごはんは蕎麦を食べる。30分の昼寝。柿谷関連の動画をいくつか見る。定時退勤してスタバへ行く。『風に吹きはらわれてしまわないように』を読む。日記を書く。この日は朝にも昼寝のときにもたくさん夢を見た気がするが、内容を忘れてしまって書けない。まだうっすら奥に残っているような感じがする分、もったいなさを感じる。