20251121

日記677

大崎乗り換え

2025/11/18 一昨昨日 20932
朝から出社。仕事終わりには月島でバスケがあったのでボストンバッグを持って早めに家を出る。ギリギリの時間になるとエレベータが混むのでそのときにボストンバッグを装備していると邪魔かなと考えてのことだったが、縦に持つことであまりかさばらないということに気がつき、結局杞憂だった。午前中にはグループ横断の定例ミーティングがあり、グループで「最近チャレンジしたこと」について喋らさせられた。バスケ、演劇、小説、何を言ってもパーソナルをさらすことになるので、自分のなかではもっとも無難な内容と思われた「タイピングでホームポジションを身に着けること」という内容で喋ったのだが、周囲を見渡すとそれでも十分浮いていたような気がする。バスケあたりの話題が一番差し障りもなくそれなりにそうなんだと思われる内容だったとは思うが、自分なりに一生懸命やっていることを勤務場所で言うのは憚られる気持ちが働いた。背が高いですものね、という処理のされ方を嫌ったのもある。あきらかに先回りしすぎだが、それでもそうなるのは見えているわけだから、見えている以上回避するほかない。相変わらず仕事が忙しく、これが繁忙期というやつかと思わさせられる。たぶん去年もこの時期に忙しかったはずだが、覚えていないし思い出そうとも思わない。
定時退勤できず20分程度の残業になる。バスケが控えているので気が焦ったが、最短最速の経路、泉岳寺〜大門〜月島のコースと電車に乗り、開始時間10分遅れでの到着になった。アップ時間帯にシュートを打つ。脚が痛くて集中力を発揮できず、この日もシュートは諦めてただ走ることだけに意識を向けて、攻守のトランジションによるアップダウンを厭わず走り切ることに専念した。そのおかげでバスケ終わりの飲み会でも疲れ切ってろくに喋らないことになるかと我が事ながら危ぶんだが、タベルナというスペイン料理店の雰囲気がちゃんとスパニッシュだったこともあって陽気な気分を取り戻し、アルコール無しで会話を楽しむことに成功した。年下も多く、気を遣わせる側になっているので、会がもっと楽しくないと彼らの収支が合わないのではないかと思わないでもないのだが、まずは自分が楽しいということがその雰囲気が伝播するという意味でも大事だし、そもそもそこまでのサービス能力を持ち合わせていないので、いつもの通り”ニコニコして楽しそう”のポジションでうすぼんやりしていた。ただひと盛り上がりふた盛り上がりして、ピーク時間にお会計ということになれば言うことなかったのだが、すこしうだうだする時間があった。翌朝も出社なので寝不足が確定していたのもあって気を揉んだわけだが、これがアルコールを摂っていれば気にならない時間の筆頭なのかもしれない。場が盛り上がっているときにはアルコールなしでも一切気にならないが、こういうエアポケットに入ったタイミングで意識レベルがシャンとしていると、これけっこう無駄な時間だなという無駄な感想を抱くことになりやすい、ということを発見した。酔っ払いはすべてを鷹揚に受け流す能力に長けており、時間感覚も独特の緩み方をするものだから、比較的楽しい記憶が蓄積されやすくなるのだろう。ネット広告で流れてくるクソゲームにハマってしまっているという話で盛り上がったのが面白かった。あれに引っかかる人本当にいるんだという第一感をやり過ごし、どういうつもりで? と思って話を聞いていると、単純作業で頭を休めているのだということがなんとなく見えてきた。それでも、そのことを理解したうえでもやらないほうが良いと思う。とりわけ絡まった紐を解くゲームにハマっていてすでに1000ステージめに突入しているとか言うのには突き抜けた面白さがあった。くだらないことのくだらない部分に特有の良さがあり、飲み屋で話す話題として絶好のものだ。あとは性格診断と恋愛性格診断の話。こういうときにすぐ診断結果の奥側の話をしたがる自分は、先を急ぐ旅人のようで、いかにも無粋だということも思うので、口をつぐまずにはいられなかった。恋愛性格診断のパーフェクトカメレオンという結果は自分のなかでは恥だと思うところがあるので、何回かやって得た結果のなかでもっとも自分に合うと思われる恋愛モンスターの結果を公表することにしている。ウェルテルだってクレエゲルだってそうだろう。まあ話せなかった話の話をしてもしょうがない。とにかく面白い座組の飲み会だった。人のことを知りたいという願望がある程度満たされ、もっと知りたいと思うところで終わる、そういう意味で理想的な飲み会だった。


2025/11/19 一昨日 9844
朝から出社。6時間睡眠で予定通り寝不足なのだが、そこまできつい症状はあらわれず、仕事が忙しい一日になることは確定していたし、どうでもいいことをやるのにはちょうどいい一日ということにして、しゃかりきに働いた。この日のハイライトはやはり打ち合わせだ。上司にあたる人たち相手に事情の説明をする会で、自分がドリブルしないといけない場だったので緊張した。こういうのはWebミーティングでも緊張するのだが、対面だったので余計に緊張した。何度かWebミーティングで経験しているし、まったくのお初というわけではないので、そつなくこなすとはまるで言えないものの、つつがなく終わらせることには成功した。この手の対人スキルというのは上達させていくものという考えがあったのだが、そういうわかりやすいレベルアップ・向上するようなものではなく、無理やりにでも回路を通すことで徐々に詰まりを取っていくような、泥臭い作業に近いということが何度かの実践を通してわかってきた。ストローの機能を十全に果たすようになってから先、ストローをデコるということが可能になるわけだが、経験前・視聴後の頭ではデコレーションの部分ばかりを見て本質を見落とすということが起こっていたのだと思う。うまくデコれないことを気にして、もっと上手に話すためのハウツーに手を伸ばしたりしても効果がないし、むしろ人によってはマイナスに働くかもしれない。それらは本を売るために書かれた文言でデコられた本にすぎない。うまくやっているように見える人のモノマネをして”うまくやっているように見える”を手に入れるというのもひとつの経路なのだろうが、人それぞれに適したやり方があるなかでそれ一辺倒になるのはどうかと思う。
定時退勤後、LUFTBAUMに行く。会期が終わったイベントで使われていた飾りの枝を配布していたのでありがたく頂戴した。いまLUFTBAUMは穴場だと思う。おしゃれアレルギー持ちの人には居るのが難しい空間だろうと思うが、おしゃれということを気にしない人にとっては居心地のいい場所だと思う。空間のデザインが面白く、これまでにない体験ができる。ほの暗い・リズム音楽の一音一音が強いなどの特徴がナイトクラブを思わせるが、天井が抜けているのと植物が生い茂っているのとで、あとテキーラが売られていないことで、退廃的な部分はかなり中和されている。選曲もChillな雰囲気なのだが、リラックスできるムードというよりは奥行きがありちょっと進むとRave感の層にぶち当たりそうな気配がある。
スタバによらずに帰宅し、晩ご飯に余った白飯とセブンのさば鬼おろしポン酢を食べる。家人にはリクエストのボロネーゼパスタを買って帰る。有吉の壁をすこし見て、たろちんのゲーム実況で33のやつを見る。ゲームは見るよりやるのが良いという考えなのだがPS5を買うわけには行かないし、たろちんがプレイするということに免じて考えを一時取り下げる。見ているだけでも面白いゲームの感じがある。


2025/11/20 昨日 11698
一日在宅勤務。前日に頑張ったので最低限のタスク消化にすればいいと思い、実際そうしたのだが、最低限の閾値が思っているよりだいぶ高いところにあり、結局一生懸命レベルで働くことになった。翌日に有休をとることにしていたので残業も小一時間発生した。途中空き時間には33のやつのゲーム実況を見る。#1を見終わった。ひとつの動画が4時間ぐらいあるので付けっぱにしてだらだら見るのに適している。
狛江まで出かけてバスケに行く。この日は脚の痛みも少なく、腰背中の痛みも弱かったので、つい嬉しくなって走り回った。アドレナリンもたくさん出ていたと思う。楽しかった。
バスケ終わりには狛江湯に行く。アイスバスのつもりで水風呂に長湯する。長い水風呂のあとにあつ湯に入ると、みるみる罪が赦されていくような錯覚におちいった。全身の血管がひらくのがじかに感じられ、危険な気もするのだが、そういう意識を置き去りにして遠くに飛ばされるような、えも言われぬ感覚がある。これは解放だ。
吉野家に行って豚丼を食べる。税込み465円、これで安いと感じられる。デフレの逆だ。帰りの電車と帰宅してから、33のやつのプレー動画を見る。


2025/11/21 今日 2677
8時半に起床。今日は一日休み。そして4連休のスタートだ。そのせいで昨日からずっと嬉しい気分が続いていた。一張羅に身を包み、服の合わせについて試行錯誤する。9時半過ぎ、本番前最後の個人練習に向かう家人といっしょに家を出て下北に向かう。セブンでパニーニを買って食べてからスタバに入る。日記を書いているうちに気がつけば12時を回ってしまった。今日はこのあと役所(あるいはタウンホール)に行って書類をゲット、家人のコンサートの時間までどこかに出かけよう。

20251117

日記676

月島の本場

2025/11/16 昨日 18212
どういうわけか6時に目が覚める。二度寝にもいたらず、無理に二度寝をしようとして朝の時間が消耗される。結局30分そこそこの二度寝ができたが起きるのが10時になる。計算が合わない。朝ご飯を食べてコーヒーを飲んで昼ご飯を食べてとやってるうちに14時になり、Bリーグを見る。レバンガ北海道と島根スサノオマジックの一戦。富永が3Pを決めまくって空けた差をほぼ埋めさせず危なげなく勝利していた。インサイドプレーヤーはシュートを外しても外したシュートを打った流れでリバウンドをとりセカンド、サードアテンプトに移行する。シュートの成否に一喜一憂せず、機械的に決めるまで動くことを決めているのだろう。OMGとリアクションするような無駄がないから外しているような感じがない。ハーフタイムに自販機で缶コーヒーを調達がてらボーナストラックまで散歩する。With Dogのイベントが開催されているからかいつにも増して犬がたくさんいて嬉しい気持ちになった。Bリーグの試合終了を見届けてから大相撲に切り替える。あとは久しぶりにWEB ACROSSの消費生活を読む。文面からこの人とは合わないと思う人の日記のほうをつい読んでしまう現象に名前はあるのだろうか。なければ名前をつけてやる。出かける前にバナナを食べる。部分的に黒い傷んだところがあったのだがそれが気持ち悪くて普通の箇所を食べながらえずいてしまう。幼い頃にもバナナを食べて食感が気持ち悪くえずいてしまい、それをきっかけにバナナが嫌いになったということを思い出した。大人になった今、えずきの原因を割り出し排除することで対処でき、バナナを2本完食することに成功した。でもまあバナナは当分いらないかな。
17時ごろにバスケショップでインソールとコンプレッションレギンス(ふくらはぎ)を買うために渋谷に行く。店員さんに相談しながら自分に合ったものを購入できたという満足感がある。自分がどういうものを探していてどういう志向があるのかを伝えてそれに合ったものを紹介してもらうという、買い物上手が無意識にしているような動きができた。効果のほどは実際に装用してプレーしないとわからないが、プラシーボでもなんでもいいので効けばいい。
高円寺に移動する。遅刻ぎりぎりの時間だったので新宿から快速に乗って中野で各停に乗り換える。おかげでオンタイムで体育館に到着できた。購入したてのギアを装備してバスケに臨む。効いているのかどうかはわからないが、ギアを装備している以上やるしかないというモチベーションのエンハンスメントはあっていつもより動き回ったと思う。実際、疲れの限界ぎりぎりまで動き回っていてバスケ終わりにはいつも以上にクタクタになって帰宅するのにも一苦労だった。相変わらず足の痛みはあったものの、もしインソールを替えていなければもっと痛みが出たかもしれないといえるぐらいの痛みにとどまっていた気がする。とはいえ痛みはあったし程度について比較することはできないので確かなことは言えない。
最寄りのローソンで200円引きのデミハンバーグ弁当を買って帰る。洗濯機を回しシャワーを浴び、ご飯を食べて洗濯物を干す。翌朝は出社なので23時半にはベッドに入った。


2025/11/17 今日 7275
前日は疲れすぎて体力の低下から風邪を引くかもしれないと思っていたのだが、ぐっすり眠ったことである程度身体の疲れがとれたし風邪も引かなかった。なんせ天気がよかったので出社のために下北沢駅まで歩くうちに元気いっぱいになった。元気いっぱいは錯覚だが天気の効果はそう錯覚させるほどで、すくなくとも気分爽快にはなった。
出社して先週に溜め込んでいた仕事を消化しまくる。昼休憩をズラして食堂に行くと結構空いていて窓際のGW(ゲートウェイ)満喫席に座れた。ハヤシライス大盛りを注文する。たいめいけん監修とのことだったのだが、監修されているだけあってなかなかクオリティのあるハヤシライスだった。昼からもしゃかりきに仕事をこなし、気がつけばあっという間に定時になっていた。なぜという理由もないがLUFTBAUMに行こうと思いたち、15分ほどじっとしてから山手線に乗って新宿経由で帰宅する。
家に帰ってMACをカバンに入れ、一張羅を羽織ってスタバに出かける。日記を書いて『イタリア民話集』を読む。お腹空いていたのと興味惹かれたのとでトリュフスープチーノなる新商品をモバイルオーダーする。お腹空いていたからかもしれないがはっきり言ってだいぶ美味い。コーヒーを飲んでいる感じは一切しなかった。ショットは入っていたのだろうか。調べたら入っていなかった。どおりでコーヒーの味が一切しないわけだ。
演劇WSの運営担当から当初の予定とは変更になる旨連絡があった。運営はボランティアらしい雰囲気に満ちておりいろいろと不安がある。WSの参加者を参加させないかたちでの決起会を組み込むところにも内輪で頑張ろうというスタンスが表れているように思う。滞りなく運ぶようにみんなで支える意識をもって参加するほうがいいのかもしれない。あれもこれもやるというわけにはいかないから、一点集中でやりたいという思いがある。いずれにせよ諦める言い訳にはするまいと思うのだが、自分の性向を考えるとじつはもう黄色信号だ。

20251115

日記675

黄字

2025/11/14 昨日 9093
スタバを出たあと、思いつきで定食屋ウルトラに行こうとしたが22時のLOを1分過ぎて入られず。もともとつもりをしていたかつやに入りカツ丼の梅を注文する。メニューで”本物のうまさ”を謳っていたのだが、その言葉に反さない”本物のうまさ”を味わった。とくに普段ダイエーの40%OFFになったカツ丼を食べている口にはガツンとくる美味さで、まだチェーン店でこんなに心動かされることがあるのだと良い意味で驚かされる結果になった。取調べ中に出されたら感動して供述を始めてしまうレベル。
とはいえ重いメニューではあるので一駅は歩こうと思い、経堂から豪徳寺まで歩くことにする。経堂から豪徳寺までの道に二車線の道路があるのだが、それなりの長さの距離を歩く間に一台の車もひとりの人も通り過ぎなかった。コロナの頃に森閑としていた街の様子を思い出した。外出自粛やマスク強制は嫌だが、あのときのアイ・アム・レジェンド感はもう一度味わってみたくある。整備された区画に人がいないというのは夢で見るような景色で、終末感があって現実感がなかった。豪徳寺に到着したタイミングで電車が行き過ぎたばかりだったこともあり、梅ヶ丘以降も歩き、そのまま下北まで行って帰宅することにした。家に到着した時間が家人の帰宅時間と20秒ほどしか違わなかった。
髪の毛がペタンコかつ真ん中分けになったので新しいヘアスタイルを模索する。どうやっても生え際の後退による毛量の減少をアピールするような前衛的なスタイルに近接するので、いっそ前衛的なスタイルを貫き通すほうが、それを隠せているつもりで傍目には全然隠せていないという悲しい事態よりいくらかましだというところまで考えて、なぜ時間を使い面倒を買って”まし”に至ろうとしているのかという真っ当な疑問にぶち当たって目が覚めた。やはり7:3ないし8:2分けの今のスタイルが至当だという結論にいたった。そのスタイルを採りつつ髪の毛を伸ばして様子を伺う。
くだらない動画を見て夜ふかしをしてしまう。残念だが遅い時間までカフェインを摂りかつ遅い時間にカツ丼を食べたのである程度は仕方ないことだった。


2025/11/15 今日 12318
9時半に起きる。メルカリで購入したブルゾンが到着する。ドキドキしながら開封。背中側の襟にごく細かな傷と見られるものがあって、その傷について出品者に質問する。クレームにして相手にダメージを与えないようにと注意を払ったが、それでもクレームに発展するのではないかと勘繰られたためだろうが、やや防衛的な回答に終止しており欲しい回答が得られなかった。仕方なく二の矢を放つ。それではっきりしないものの一応は納得できる回答があったので取引を終了する。この一連のやり取りでお互い神経を使いつつ、解決取引終了まで合計で5時間ほどかかった。去年一番高い買い物だったスマートフォンよりも高いお金を払ったのでそういうやり取りも仕方ないといえば仕方ない。人生のなかでもっとも高額な商品購入になった。
途中、公園まで行ってバスケのシューティングをする。シュートフォーム改善という課題がありその最中だからある程度は仕方ないが、シュートが安定せず成功率がかなり低い状態になっている。身体全体を使って、かつ効率よくエネルギーを伝える動き方を身に着けないと、遠いシュートのときに遠いシュートという意識があって届かせようとするところに意識を持っていかれすぎている。精度うんぬんの前にボールの飛ばし方については安定した出力を出せるようにしないと始まらない。40分近くで脚が疲れてきたので無理せずに切り上げる。半袖でも問題ないほど秋らしい好天候で空も高く、ただの帰り道も気持ちよかった。
帰宅後サッポロ一番を作ってうどんを一玉追加して食べる。かるく体幹トレーニング、腕立て(ナロースタンス)、ブルガリアンスクワットをして風呂に入る。
大相撲を見ながら新しい洋服をワードローブに迎え入れるための儀式(いろんなシャツとのコラボバリエーションの確認試着)をする。どの合わせ方でも決まる。本当に良い服で試着するたびに満足度が上がっていった。着心地には癖があるし、お手入れも欠かせない、着ているときにいろんな汚れに対して無頓着ではいられなくなるというカジュアルではない部分があるのだけど、あまり過保護にせず自分の形に馴染ませていくつもりで、これからできるだけ多くの時間をかけて着倒していきたい。
上の事情で大相撲はある程度流し見になってしまっていたのだが、豊昇龍ー玉鷲戦の立ち合い前の緊張感ある睨み合いと、決着直前の両者腕をだらりと下げた膠着状態の二回、わかりやすく目に見えるような火花が飛んでいて、電気が流れたように痺れてしまった。一瞬、時間感覚が変になった。
大相撲中継のあと始まったNHKのバラエティ番組でアンチエイジング技術について取り上げてられており、こういうのがありますという紹介の距離感が賛否を離れてちょうどよかったこともあり、すこしのあいだ見てしまった。パックンがトム・クルーズについてのコメントで「71歳には見えないですよね」と共演者に振っていて、それに応えるか応えないかの間で「そりゃそうだ63歳なんだから」と自分で回収していった一幕が上手だった。アンチエイジングとその願望、それに対する見方全体に向けられた批判を含んでいて、コメディアンだなと感心させられた。アンチエイジングというのは結局のところ”どう見えるか”に眼目があるということだ。くだらないといえばくだらない。
あとは写真をPixelに移してバックアップする作業をしてそのあいだ『イタリア民話集』を読む。
買った服を着て意気揚々とユニクロに行き、ベルトを見繕おうとするも思っていたより選択肢が多く迷いが生じたので、何も買わずに鏡だけ見て店を出る。スタバに来て日記を書く。仕事終わりの家人と合流し、ご飯を買って帰る予定(家人はお腹が空きすぎて途中で蕎麦屋に入ってしまったとのこと)。洋服のことはあまり言及されないように、言及されたとしてもまあまあまあと言って躱すことにしよう。

20251114

日記674

チェックイン

2025/11/13 昨日 19824
バスケに行く。背中の左右が別の理由で痛み、ちょっと飛んだりはねたりしているだけで脚も痛くなってきた。痛いところが増えすぎていて万全でやれる日は来るのか不安になる。やれることが増えているというわけではないが何となくこれだけのことはやれるというところにあぐらをかいて安穏としているようなプレーが増えている。もっとチャレンジしていかないと痛みもあることだしだんだん楽しみが目減りしていってしまうのではないか。そんななか、動き・判断・ボールの運び、すべてが早くてうまいプレーヤーがいてさわやかな風貌もあり勝手に”風神”とあだ名をつけているのだがそいつがこの日も大車輪の活躍を見せつけてきた。手合い違いというか、初心者を舐めるようなちょっと上手いだけのプレーヤーを叩き潰せるような実力者でもあるのだが、初心者フレンドリーな余裕をもったスタイルを崩さず自分自身も魅せるプレーを連発していて、バスケをしているのがさぞ楽しいだろうなと想像される。実際、華があって勝手に目で追ってしまうし見ているだけでも楽しかったりする。それ以外の良いなというプレーヤーは自分と同じぐらいのタッパがある選手で、ビッグマンとして要求されるプレーをこなしつつおそらく本人のやりたいプレーと思われるドライブやゴール前に突っ込んだ後のキックアウトなど、スラッシャー的なプレーに果敢に挑戦している。もっとバスケがうまくなりたいという素直さがプレーにも表情にも表れている。不調時に無理なシュートに行ってまずい感覚を強化したくない方針でシュートは控えめにする。シューティングでもアウトサイドは入る入らない以前に安定して届かないというレベルに落ちてきてしまっている。筋力不足と痛みが気になるのとが原因なのだと思うが、シュートフォームをワンモーションに変えようとしているのがあまりうまく行っていないというか、もっとモーション全体の流れがスムーズになるよう改善が必要だと思われる。行ける日には自主練習に行こう。
15分強を歩いて喜多見駅まで。その後下北で家人と合流し、新八食堂でご飯を食べる。仕事のWS運営がうまく運ばずアンケート結果が芳しくなかったという話をされ、その出鼻でアンケート結果をもっと割り増して考えたほうが良いよとコメントをしたところ、ブチギレが発生してしまった。自信があって駄目だったならショックだろうが、自信を持てるような内容ではなかったと本人も自覚しているということだったので、あとは具体的に何がわるかったのかという話をするのが重要で、そのためにはまずわるかったの部分のフィードバックについて正確に計量するところからだと思ったのだが、言い方に配慮がないというところとそもそもそのような改善要求があっての話し始めではなかったという二点から不興を買う結果になったのだった。注文したトロニシン定食もあまり美味しいとはいえず、わりと散々な食事になった。食事を済ませてからも家人のイライラは収まらず、それどころか坂道を歩くにつれて増幅していったようで、坂の途中の道端にあった小さな瓦礫をやにわに持ち上げたかと思うと道路に叩きつける凶行におよんでいた。ビール一杯分の酔いも手伝ってのことだろうが、その思い切った行動に賞賛の気持ちが湧かないではなかった。自分は何杯飲んでもそういうことができるようにならないし、そんなんで酒を飲む意味はないよなと思ったこともあって酒を飲まないで済ませられるという判断に至ったわけだが、このときも人の行動を見て擬似的に酔っ払い気分を味わうことができたので、ますます酒に用はないのだと思った。必要があるとすれば気のおけない友人以外と同席するときの緊張緩和なのだが、できればそれも必須ではないということにしておきたい。年末にある職場の忘年会、あらたな演劇WSコミュニティへの参加時などが酒を必要とするシチュエーションにあたるわけだが、なしで済ませられるものか確認できるようなら確認したい。オークション形式で入札した商品を落札できてしまったので購入の手続きをする。1年半前から欲しいと思い、新しい服について見る機会があるたびに思い返し、メルカリを開くたびに見返す服だったので、ここで思い切って購入に至ったのは内的必然性のあることだと思っている。イメージの世界でこれは最高だろうなと思った商品で、実際にそれを手にすることでイメージを抜け出した現実になるわけだが、どうやって着てやろうかと楽しみ半分、うまく着られるだろうかとの不安4分の1、残りの4分の1は夢だったものが現実になるときに持っていかれる税金として購入金額といっしょに差し引かれていってしまった。


2025/11/14 今日 3873
一日在宅勤務。午前中に必要な連絡を一往復すすめる。『理由と人格』II 合理性と時間までを読み終える。午後はゆっくり身体の回復にあてる。大相撲をABEMAで見る。解説に自由度があってNHKの中継とはちがった良さがあった。
定時退勤し、結びの一番を見終えてからリハビリのため経堂に向かう。腹式呼吸を軸に動きを作ったうえできちんと効かせたい部位に効かせる体幹トレーニングのやり方と、解消すべき筋力の不足を教えてもらった。ヒンジ、四つん這い姿勢からの左右互い違いの手足伸長エクササイズを教えてもらった。本格的な痛みは去ったので今日をかぎりに止めようかとも思っていたのだが、最後だとしたら折角の機会なのでと、バスケをしたあとのすねまわりの消耗についても相談したところ、次回までに調べておいてもらえるということになった。機能の増強ができたらもちろん言うことないのだが今まで通りのプレーが続けられるようなケアの観点からももうすこしリハビリには通おうと思う。駅前の図書館に行って貸し出し資料の延長をしようとしたところ、『理由と人格』の予約が入っているということで、かわいそうに思いがけず返されていってしまった。せっかくきたのでということで館内を物色し、『絶望名言』というNHKラジオ便が書籍化された本を見つけたので一気読みした。やはりというかなんというか、カフカとドストエフスキーの回がとくに濃かった。ラジオなので途中に曲が挿まれるのだが、やっぱりさだまさしはつよい。あと、『ゲーテはすべてを言った』でもたしかそうだったと思うのだが、グールドのゴールドベルク変奏曲は55年よりも81年のほうが評判が良いようだ。
スタバに来て日記を書く。隣にテコンドー道場の先生とグローブなどの営業もやっているとおぼしき格闘技トレーナーらしき先生が座って、ミットをパンパンパンパンパンとさせたり、作ったグッズの話をしたり、ワンピースにドハマリしているという他愛もない話をしていた。一番気になったのは声質とうっすら関西弁の話し方がさらばの東ブクロに激似だったことで、発声の仕方なんかはもはや寄せに行っているのではないかと疑われるほど似ていて、モノマネだとしたらかなりの高クオリティだった。暗いなかにも人の流れがよく見える窓際に座って、閉店の22時前までいた。晩御飯を食べて帰ることにする。

20251113

日記673

日向ぼっこ

2025/11/12 昨日 11955
朝から出社。小忙しい時期に入ってやや面倒だが仕方ないので仕事をする。午後から外出する用事があったので昼すぎに高輪ゲートウェイを出て新宿に向かう。存在だけは知っていた嵯峨谷の京王モール店に行く。さすがというべきかべつのそば屋よりも目に見えて繁盛していた。鯵ほぐし丼セットを注文するも、間違えて温かい蕎麦にしてしまう。しかしたまたま聞いていたダイアンの東京スタイルで温かいそばについての会話があったばかりなのでたまにはいいかと黙って啜る。当たり前だけど温かい蕎麦もおいしかった。駅から15分ぐらい歩く場所で用事があったのだが、真夏に来たときには心底いやだったのに比べて秋の気候のなかで歩くのはそこまでいやではなかった。仕事の人々と一緒の空間にいることの気詰まりはあってそれがすこし気になったぐらい。帰りのエレベーターでアイスブレイクの小話を繰り出してきた営業のおじさんはさすが長いこと営業をやってきただけのことはあるなとちょっと感心する小話をしてきた。なんでも女子校の近くの駅に向かうときの電車の中で女子校生が40人ぐらいぞろぞろっと入ってきて自分ひとりに対して女子校生が40人ぐらいいて、あとにも先にもこれ一回きりだろうと思ったちょっといい匂いしたという話だった。4階から1階までの時間配分がぴったりだった。
そのまま下北まで戻りスタバに入る。メルカリで衝動に従って高い買い物をする。宵越しの銭は、というわけではないが、いつまでも溜め込み欲しいものを買わないで済ませるのはナンセンスだと思ったので。言ってそこまで溜め込んでいるわけでもなし、吐き出す量もなかなかの額になったので何がナンセンスなのかわからなくなってきた感はある。『現実とは何か』を読み、一気に最後まで読み終える。共著というところも含めて魅力的な話だと思った。(コーエン兄弟がふたりで相談しながら映画を撮っているような)自分が聞きたいような話を数学・哲学の言葉を使って語り聞かせてくれているような感覚があり、理論構築については二の次ということにして読み物としてたのしんだ。語りの終え方などもすぐれた散文作品のようで『重力の虹』のような完結(完結しない)感があった。


2025/11/13 今日 6543
朝から出社。頭を使わさせられる確認調整の仕事をしてから午後から在宅勤務に切り替える。
定時退勤してバスケに行く。空き時間に呪術廻戦を読んだ。人のことを思って何かを言う虎杖の表情は琴線に触れてくる。
喜多見駅で花を買おうとするも現金を忘れてきてしまい買えず。あわててサミットに入って花を見つける。値札等を見ずに良さそうなものを選んで買ったのだがやけに値段が安く心配になる。不安が的中し仏花として売られていた小菊を買ったのだった。体育館まで15分強の道をトボトボ歩く。まあまあ下がったテンションをバスケでは上げたいが果たして。スーパーの袋大2枚で包んだ花が邪魔だ。。

20251111

日記672

ゴーアラウンド

2025/11/09 一昨日 16998
朝からスタバに出かける。『理由と人格』を読んでから自分のインスタアカウント「上から目線ストリート」についてしばらく考え事をする。もうすぐ1000投稿が迫ってきているので、ここまでの営みについて総括ではないが振り返ってみるということをしたいと思ったのだった。
家人がフルート・ピッコロ練習を終えたというので下北で合流。ダイエーで食事を調達して帰ろうということになったのだが、食指が動かず、結局食べて帰ろうということになった。買い物袋を携えて適当な飯屋を見つけようとする。最近駅前にできた札幌ラーメン屋ガクに行こうとしたがバイトが休んだのかいつもこうなのかわからないが、席は空いているのにウェイティングリストに記名させられ、先に席についているひとたちのテーブルにもラーメンが提供されておらず、回っていない感がアリアリだったので(アリアリして)別の店にする。何度も行っている安定の歓迎にする。中華そぼろ丼と五目焼きそばセットでじゅうぶん満足いく食事になってよかった。
一旦帰宅して買い物した荷物を置き、バスケ用のボストンバッグに持ち替えて、散歩がてら再度下北に繰り出す。家人が読みたいということだったのでビレバンで買い抜けのあった呪術廻戦の27,28巻を買い足す。これで7巻から全巻揃った格好になる。駅で解散し狛江に向かう。背中の痛みは快方に向かっていて2日連続でバスケをしても平気だと感じられるぐらいだったのだが、脚の疲労はいつも通り発生しており、打撲になっていた左脇腹も気になって全然動けず、この日も2日連続でバスケをするほとんどの日と同様消化不良になってしまった。何度も同じミスをしてしまう。いつも痛みに慣れて無視できるようになってきた頃に終わってしまうので余計に消化不良感がつよくなる。こういう不調な日に無理にシュートを打って外し、シュートを外す感覚を強化してもつまらないのでシュートを打つのを控え、速攻に参加するかパスで走らせるかというプレーに軸足を置くようにした。バスケ式のエクササイズをしているつもりで走れるだけ走った。帰りがけに小雨が降っていたのでバスで駅まで戻り、銭湯で温冷交代浴をする。水風呂時間を長めにとって疲労回復に努めたが、効果の程ははっきりわからない。じっくり冷やしたのでしっかり冷えたのはわかった。そうなってからあつ湯に入ると血管がひらくのがわかる。そのオープンする感覚は脳をはじめとした神経にもダイレクトに効いている感がある。これまで味わったことのないすこし締め付ける感覚もあってこれが倍加するとやばいだろうなという気がした。
帰宅してハッシュドビーフならぬハッシュドポークをハヤシライスとしていただく。じつのところシチューだと言っていたような気がするが、ハヤシライスとして美味しくいただいた。翌朝の出社に備えてすぐに寝る。


2025/11/10 昨日 8946
朝から働き、午後からも予定に反してオフィス勤務になって働く。二人体制で優秀なバディがいるにもかかわらずやるべきことが多くなっている。これは黄色信号だ。それでも早退して気になる映画を見に行くことに決める。気になっていた『見はらし世代』。予告を見て嫌なカットがなければ見に行こうとyoutubeを開き、かなりからい見方をしたのだがわるいところはなく、むしろ良いのではと思わさせられた。渋谷が登場人物になっていることもあり見に行かないで後悔するのは嫌だったというのもある。結果、見に行ってよかった。しかし、ちょっと食らってしまったほどで自分に遠慮して安易によかったというのがはばかられるところもある。トーンが抑えられていて無理なセリフがない。とくに街の撮り方がよかった。この場所知っているというのに加えて”同じものを見ている”という感覚が離れない。電球が落ちて割れるシーンも最高だったのだが、そこからの展開も動きがありつつ無理なことをしていないというバランスで、超自然的な現象を含んでいても変な振りかぶりも言い訳も開き直りもなく、深く踏み込むために必要な条件が揃ったからこれで踏み込めるという淡々とした筆致でよかった。音楽も効果的で、どのシーンでも印象的に鳴り始めるのだが違和感はなく、その場面の映像と映画全体に馴染んでいる。結び目をほどくことで解消してしまわないようにするのが大事なことで、それが共有されている関係だからこそ結び目をほどこうとしてさらに印象に残ろうとするのも共感するし、ずっと後景にあったものを前にせり出させる結びのやり方は気持ちいい。アカルイミライのように段ボールを蹴っ飛ばすアクションはないが、その代わりにすーっと移動して前に出てくるシーン。電動キックボードの乗り物としての乗り心地は、視点が高いことで視界が開けているところに特徴があり、その感覚を捉えてうまく映像に翻訳していると思う。温かいそばに最近目覚めたんですよねというどうでもいい話を、そばはあまり食べないけど沖縄そばは好きですというこれまたどうでもいい話で受けるのも、愉快でならない。濱口映画を見て映画って面白いなと感じるような方向での映画の面白いところがあり、そのエッセンスが詰まっていた。好きな俳優を目当てに期待して見に行くという映画体験の対極とはいわないが対向にある。


2025/11/11 今日 2774
一日在宅。午前在宅で昼から出社のつもりだったがキャンセルした。朝食にはクロテッドクリームをたっぷり塗ったスコーンをいただく。洗濯物を回したり仕事をすすめる。昼ご飯には冷食のビビンバ。オモコロでヘルパゴスをやる回を見る。この人たちは面白そうにボードゲームをする仕事が本当に得意だなと思う。ボードゲームを開発したら遊んでほしいユニットの筆頭にあがるのではないだろうか。結構取られそうだがとりあえず見積は提示してもらいたい。社内外の関係者との打ち合わせ、チーム内での認識合わせ、関係部署に課題を伝えて、とオンライン会議を3本こなす。大相撲九州場所が始まっていることにようやく気づき、三日目から見始めることにする。明生が休場しているのが心配だ。無理しないでほしいができたら今場所中に復活してほしい。
退勤後スタバに行って『現実とは何か』を読む。決定論についてそれでは論にならないと反駁していたが、そんな必要はあるのかと疑問に思わないでもない。しかしこういうのはきちっと潰しておかないと厄介なほどにはいまだに存在感がある考え方ということなのだろう。論外としりぞけて終いにする無責任な姿勢をとりがちなので、そこは素直にえらいなと思わせられた。日記を書いて21時頃にスタバを出る。今夜はキムチ鍋という話。ここまでのところ秋も頑張ってくれているがこの頃はさすがに勢力を失っているようなので、だんだん温かい料理が楽しめる気候になってきている。

20251108

日記671

2on2

2025/11/06 一昨日 9745
フルートのレッスン終わりの家人と合流し、経堂の洋食屋ウルトラで生姜焼きライスセットを食べる。やすい定食屋の倍ほどもする値段なのだが、肉の厚さもみそ汁の具材も贅沢レベルで充実していた。こんな定食を毎日食べられる身分になったらそれは成功者の称号に値するのではないかと思った。カウンターの席で無差別殺人事件を話題にしてしまい、そこまでやかましい音声ではなかったもののもし聞こえていたら周囲の顰蹙を買ったかもしれない。せっかくのおいしい食事が台無しとまではいかなくともケチをつけることになっていたら申し訳ない。ただ、自殺をえらぶぐらいだったらめちゃくちゃをするという選択は個人の観点からは非合理だとは思えない。周囲の人に迷惑をかけたくないとか、なんだかんだ社会(にある好きな物事)のことが好きという反対側からプッシュされるなんらかの理由があれば話はべつだが、天涯孤独(と心底から感じられているよう)な人物の場合その紐帯は機能しないわけで、あとは個人の思いつきというか実行のタイミングで思いつくかどうか、ようするに確率の問題という気がする。そしてその母数は一気に増えていきそうな感じがあり、社会はその抑止について真剣に考えないといけないのではないか。効率の良い鬼狩りの方法ではなく、鬼を生まない方法が考えられるべきだ。大人になってから仕事とは関係ないコミュニティに参加したり、友人たちとユニットを作るような営みについて教育やガイドがあってもいいし、結婚以外のステディな人間関係のバリエーションもいろいろと仕組み化されてもいいのかなとも思う。鼻つまみ者問題、コミュニケーション煩わしい問題、メンバー固定されすぎ問題といろいろなレベルでいろいろな問題が考えられるので十把一絡げにこれがいいということもできないし、個人としての目指すべき目標として「なんでもいいから趣味を持て」というビタミンサプリぐらいのゆるい効果しかないことしか言えない。酒も飲まず帰ってすぐに寝る準備をして寝る。


2025/11/07 昨日 9128
寝坊しそうになる。早めに設定した目覚ましを止めて二度寝してしまい、何かが遅れれば即アウトというぎりぎりのタイミングで奇跡的に目が覚める。時間がなさすぎて逆に冷静になり、一切選択をミスらずに遅刻を回避する。朝から優先度の高いタスクが積まれていたのでせっせとこなしていたら自分がファシリテートしなければならない打ち合わせがあったのを忘れていて準備ゼロのまま参加することになる。週明けに打ち合わせ設定したのでそもそもリスケでキャンセルすればよかった打ち合わせをキャンセルし忘れていたということに打ち合わせ中に気がつき、「オンライン集合してもらったところわるいが今日は解散」と言って解散にする。それだけのことに焦って冷や汗をかいた。そのあとにもスケジュール遅れが発生しそうな案件について、客側からのプレッシャーと遅れの原因との板挟みになり、原因について詰めるよう要求されていたのだがそんな目くじら立てんでもまあええやんかと思って客側からのプレスを無視していたら、おい無視すんなよときっちり詰められる結果になった。たかだか利益や客の信用のために他人を攻撃するようなことはしたくないし、すまん、すまんな、すまんかったななどと言っているほうが心理的にラクだということにあらためて気づいた。こんな性格ではビジネスでの成功など望むべくもない。ハキハキと喋れない、そもそもどうでもいいと思っているのを隠せない、後回しにすることも後回しにしたことをうっかり忘れていることも多いなど、そのほか無数の理由があるのだが、物に即した成功などくそくらえだ。仕事なんだからちゃんとやれよという圧にはできるだけ抵抗を示していきたい。そうは言ってもお金は必要なのである程度は自由な時間とトレードオフになるのは避けられず、そうである以上できるだけ割の良いレートで交換したいという欲求は当然ある。
お昼時間には同僚と食堂で飯を食う。資産運用(株売買)での目覚ましい成功の途上にあり、目標は3,4年で家を買うことだと豪気なことを述べておられた。最近は住宅系Youtuberを見ているとのこと。目的をもってそこに邁進する良さというのは、目標そのものに共感できずとも心で理解できるので、前言と食い違うようだが素直に応援したいし、なんだったら株式についてはノリ打ちをさせてもらえないかと思っている(しかしよくよく考えるとそこまでのリスクはとれない、インデックスで手一杯)。そのほかゴルフ(社内のゴルフコンペ)に行きませんかと誘われる。ゴルフコンペの幹事をさせられて大変らしく、ゴルフ自体は面白いのだが、自腹になる会費、早朝からのドライブになって帰りは渋滞確定など、気づけばマイナスなことばかり話していて、きれいなサラリーマンのムーブだと感心させられた。本人もそのあたりを自覚していて、半ば楽しんでやっているようなのがよかった。会社員のコスプレとしても本物顔負けの再現度で、ただスーツを着て満員電車に乗って通勤するという浅めのコスプレしかしていない身からすれば誠に恐れ入りますという感じだ。幹事じゃなかったら楽しめるんですけどねという苦味のあるコメントも堂に入っていた。
定時に退勤し、新宿経由で下北に戻る。翌日のバスケの大会への助っ人要請の連絡が入る。背中の痛みもだいぶ落ち着いているので参加する旨返事する。『現実とは何か』『ファウスト』を読む。ファウストの第一部を読み終わった。訳文は散文体の完成版というだけあって読みやすいのだが、挿絵の絵柄が気に入らない。挿絵なしのバージョンがあればそれを読みたい。悲劇と書かれているがどこかコミカルな雰囲気を表現したいのかもしれないが、訳文だけでじゅうぶん感じ取れるから蛇足だと思う。
スタバを出て梅窓で肉うどんを食べる。温かいうどんがおいしい。スープが沁みて仕方ないので全部飲み干してしまった。スーツだけでは肌寒い気温のなか帰宅。シャワーを浴びて寝る準備を済ませる。家人の友人が泊まりに来た。北海道のおみやげをたくさんもってきてくれる。前回の来訪時に持ってきてくれてたいそう気に入ったクロテッドクリームを今回も持ってきてくれた。「おかまいもできませず」という意味のことを2,3回言って寝室に下がった。翌朝バスケで墨田区に行くため7時起きの必要があったからだ。


2025/11/08 今日 14520
北千住経由で東向島まで行く。北千住のホームがターミナル特有の規模感で乗り換えが面白かった。早めについたので駅前のマクドでホットコーヒーを飲んで15分程度時間を潰す。会場に行ってあれよという間に試合が始まる。初戦はエンジンが温まる前に相手のペースに乗ってしまい、20点もの差をつけられて敗戦になる。2戦目はフィジカルのつよいチーム相手だったのだが良い試合になり2点差でからくも勝利。4Qでテクニカルファウルを受けてもらったボーナスFTを2本中2本外してしまい、あやうく戦犯になりかけた。…恐ろしかった。その後の攻撃を繋いでくれて、ナイスパスで汚名返上の機会をもらいイージーバスケットを沈めて試合を終わらせられて事なきを得た。大会は3チームそれぞれが1勝1敗と三つ巴の勝敗になり、得点差で3位になってしまった。しかし充実感があって楽しかったのでまた機会があれば参加したい。背中はもともとの負傷箇所は大丈夫だったのだが、逆側のあばらに肘鉄をくらい、打撲の痛みがすこしある。昼飯にも誘ってもらえたのだが用事があるといって離脱する。来た道をそのまま引き返すコースで帰宅して家で昼ご飯を食べる。ミートソーススパゲッティ。
呪術廻戦のコミックを読みながら洗濯物を回し、洗濯物を干してからスタバに行く。ぎりぎり満席の手前で滑り込むように着席できた。『理由と人格』を読む。日記を書く。

日記677

大崎乗り換え 2025/11/18 一昨昨日 20932 朝から出社。仕事終わりには月島でバスケがあったのでボストンバッグを持って早めに家を出る。ギリギリの時間になるとエレベータが混むのでそのときにボストンバッグを装備していると邪魔かなと考えてのことだった...